こんにちは!台湾旅行を計画していると、一度は行ってみたくなるのが北投温泉ですよね。でも、日本とルールが違うみたいで不安に思うことも多いかもしれません。
今回は、そんな北投温泉に関する日帰りの楽しみ方や、気になる水着着用の有無、プライベートな空間でくつろげる貸切風呂について詳しくお伝えしますね。
さらに、自分へのご褒美にぴったりな高級ホテルなどの宿泊先のおすすめや、台北市内からの迷わない行き方もしっかり解説しちゃいます。
そして、温泉旅行のもう一つの醍醐味である周辺の絶品グルメや、ローカル感たっぷりの牛肉麺などのおいしい情報も盛りだくさんでお届けします。
この記事を読めば、現地での過ごし方がイメージできて、不安なく温泉と街歩きを満喫できるかなと思います。
- 台北中心部からのアクセスと迷わない移動のコツ
- 日本とは異なる現地の入浴ルールや水着の必要性
- 日帰りから高級ホテルまで予算に合わせた施設の選び方
- 温泉街周辺で絶対に食べておきたい絶品ローカルグルメ
北投温泉を満喫する基本情報と選び方
台北から気軽に行ける距離にありながら、大自然のパワーを肌で感じられるのが北投温泉の最大の魅力ですよね。
ここでは、旅行計画を立てる上で欠かせないスムーズなアクセス方法から、日本とは少し違う入浴時のマナー、そしてあなたの旅行スタイルにぴったりの施設の選び方まで、知っておきたい基本情報をまとめて詳細にご紹介しますね。
初めての方でも安心して楽しめるように、ちょっとしたコツも交えながらお話ししていきます。
台北中心部から迷わない行き方

北投温泉が世界中から訪れる観光客にこれほど愛されている理由は、なんといっても圧倒的なアクセスの良さかなと思います。日本の伝統的な温泉郷というと、山奥にあって特急電車やバスを何度も乗り継いで数時間……というイメージがありますが、北投エリアは台北の大都市インフラシステムと完全に繋がっているんです。移動にかかる時間や「迷ったらどうしよう」という心理的な負担がすごく少ないのが嬉しいポイントですよね。
一番簡単で確実、そしてお財布にも優しいのが、MRT(地下鉄)を利用する方法です。台北駅や中山駅といった中心部のハブ駅からMRTレッドライン(淡水信義線)に乗って、淡水方面へと北上し「北投駅」を目指します。
台北駅からだと大体30分弱で到着しますよ。
そこからが少しワクワクするポイントで、北投温泉街に直結する専用の支線「新北投支線」に乗り換えるんです。この支線の車両は、外装が可愛らしいペイントで彩られていたり、車内に温泉の木桶をモチーフにしたテーブルが設置されていたりと、乗った瞬間から温泉気分を盛り上げてくれる工夫がいっぱいです。
新北投支線に乗ってたったの1駅、約3分で終点の「新北投駅」に到着します。改札を抜けて駅舎の外に出た瞬間、目の前には緑豊かな北投公園が広がり、温泉特有の硫黄の香りがふわっと漂ってきます。
「さっきまで大都会にいたのに!」と驚くほど、劇的でスムーズな空間移動が体験できるはずです。
駅から出れば、もうそこは広大な温泉街のエントランス。
主要な温泉施設やホテルは、この駅から徒歩圏内に点在しているので、方向音痴の方でも迷うことなく目的地にたどり着けると思います。
桃園空港から直接向かう場合のコツ
もし海外から桃園国際空港に降り立って、そのまま北投方面へ向かいたい場合は、空港リムジンバスの活用が便利でコストパフォーマンスも高いです。「1961路線(台北西駅行き)」などを利用して台北市内の主要駅まで出て、そこからMRTに乗り換えるのが王道ルートですね。
バスの料金は100元〜150元程度と非常に安価です。逆に「時間は買いたい!荷物も重いし!」という方は、空港から直接タクシーをチャーターするのもありです。所要時間はおよそ45分から1時間程度で、予算は1,300〜1,500元ほど。複数人で割り勘すれば、意外とリーズナブルに快適な移動が叶いますよ。
水着着用のルールと注意点を解説
北投温泉に行く前に絶対に知っておきたい、そして日本の温泉に慣れ親しんだ私たちが一番戸惑うのが、入浴時のルールの違いです。ここを知らずに現地へ行ってしまうと、「せっかく名湯を目の前にしているのに入れない!」なんていう悲しい事態になりかねません。台湾の温泉地帯では、施設ごとに設定された入浴時のルールやマナーが日本とは著しく異なるんです。
台湾の温泉は、大きく分けて二つのスタイルが存在します。一つは「水着着用が厳格に必須となる混浴スタイル」、もう一つは日本の温泉と同じように「水着不要で裸で入る男女別スタイル(現地では「裸湯」と呼ばれたりします)」です。
数百円程度で入浴できる庶民的な公衆浴場や、大型リゾートホテルの屋外スパエリアなどは、ほとんどが水着必須の混浴だと思って間違いありません。友人グループやカップルで一緒にワイワイと温泉を楽しみたい場合は、この水着着用の施設を選ぶことになります。
一方で、「水着を着て温泉に入るのはどうも落ち着かない」「日本みたいに裸でゆったりお湯に浸かりたい」というニーズも当然ありますよね。そうした方向けに、中価格帯以上の温泉会館や高級日本式ホテルでは、男女別の大浴場が完備されており、そこでは水着は不要です。
ご自身の好みに合わせて、どちらのスタイルを採用している施設なのかを事前に確認しておくことが、失敗しない温泉選びの最大のカギとなります。
水着と水泳帽に関する厳格なルール
水着必須の施設(特に公衆浴場)を利用する上で、絶対に忘れてはいけないのが「水泳キャップ(スイムキャップ)の着用」です。台湾では衛生管理の観点から、髪の毛がお湯に浸かることを極端に嫌う傾向があり、多くの施設で水泳キャップを被っていないと監視員から厳しく注意され、入浴を断られてしまいます。
「シャワーキャップやタオルを巻けばいいかな?」と思うかもしれませんが、それではNGを出される施設も多いんです。
現地の受付や周辺の売店でも水着やキャップは販売されていますが、デザインの選択肢が少なかったり、サイズが合わなかったりすることもあるので、お気に入りのものや普段フィットネスジムなどで使っている装飾の少ない水着と水泳キャップを、日本から持参することを強くおすすめします。
気軽に名湯を楽しめる日帰りプラン
「台湾旅行は他にも行きたい場所がたくさんあるから、温泉で一泊するのは難しいかも……」という方でも心配ご無用です。台北観光の合間や、ちょっとした隙間時間を利用した半日の日帰りプランでも、北投温泉の魅力は十分に堪能できちゃいます。
とにかく現地のローカルな雰囲気を肌で感じたい、極限までコストを抑えつつ名湯を楽しみたい!という方に真っ先におすすめしたいのが、「北投親水公園露天温泉(千禧湯)」です。ここは公衆の露天風呂で、基本的な入浴料金はなんと約40元(日本円で数百円程度)という圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
青空の下、大自然に囲まれながら、地元のおじいちゃんやおばあちゃんたちに混じって温泉に浸かる体験は、ガイドブックには載っていないリアルな台湾文化との触れ合いになります。ただし、ここは完全な混浴スタイルで水着と水泳キャップの着用が必須です。
また、営業時間は早朝5時から夜22時までと長いものの、数時間ごとに「セッション(時間帯)」が細かく区切られていて、合間に清掃時間がある独自のシステムを採用しているので、訪問する時間帯には少し注意が必要です。
「混浴や水着はちょっとハードルが高いな……日本の温泉みたいに裸でリラックスしたい」という、女性の一人旅や清潔感・プライバシーを重視する方には、「水美温泉会館(SweetMe Hotspring Resort)」がぴったりかなと思います。こちらは乳白色のマイルドな「白鉱泉(白硫黄泉)」を引いており、男女別に分かれた大浴場が完備されているため水着は不要です。
日帰り入浴の料金は平日で560元、休日で720元ほど。タオルやシャンプー、化粧水といったアメニティも充実しているので、台北市内を歩き回ってかいた汗をサッパリ流すのに最適です。施設内には本格的なSPAもあるので、お湯上がりにマッサージを受けて極上の癒やしタイムを過ごすのも素敵ですね。
個室でくつろげる貸切風呂の魅力

異文化圏での公衆浴場に心理的な抵抗感がある方や、カップル、ご家族連れなど、「せっかくの旅行だから、他人の目を完全に気にする必要のないプライベートな空間と時間を確保したい!」という強力なニーズに応えてくれるのが、台湾特有の温泉文化である「湯屋(タンウー)」と呼ばれる貸切個室風呂です。
日本でも家族風呂や貸切風呂はありますが、台湾の温泉地、特に北投エリアではこの「個室で温泉を楽しむ」という文化が非常に根強く、ほぼ全ての中〜高価格帯の施設で多彩な個室風呂のプランが用意されています。
例えば、人気の高い「春天酒店(スプリングシティリゾート)」では、水着着用を前提とした広大な露天風呂エリア(約800元)に加えて、完全にプライベートな空間を確保できる室内湯屋(個室風呂)を約600元で提供しています。
日本の感覚だと「個室の方が値段が高いのでは?」と思いがちですが、施設によってはこのように個室の方がリーズナブルに設定されているという面白い逆転現象もあるんです。
貸切個室風呂の最大のメリットは、何と言っても「水着の着用ルールに縛られないこと」と「自分たちだけのペースでお湯を楽しめること」です。部屋の中に脱衣スペース、洗い場、そして立派な浴槽が備え付けられており、窓から北投の豊かな自然を眺めながら、誰にも邪魔されることなく名湯を独占できるのは、まさに究極の贅沢と言えますね。
個室風呂を利用する際のアドバイス
個室風呂の利用時間は、多くの施設で「90分」から「120分」程度に設定されています。お湯を溜める時間や着替えの時間を考えると、意外とあっという間に過ぎてしまうので、のんびりしすぎないようにタイムマネジメントするのがコツです。
また、特に週末や連休、冬場の寒い時期には、地元の人たちにも大人気となるため数時間待ちになることも珍しくありません。混雑を避けて二人きりの空間を楽しみたいカップル層の方は、可能であれば事前のネット予約を活用するか、午前中の早い時間帯を狙って訪問することを強くおすすめします。
予算別で選ぶおすすめの温泉施設
検索して一番知りたいのは、「結局、自分のニーズや予算に一番合っている施設はどこなの?」という疑問ですよね。北投エリアは、数十元の庶民的な公衆浴場から、数万円の予算が必要なエグゼクティブ向けの最高級リゾートまで、全く異なる価格帯とコンセプトの施設がモザイク状にひしめき合っている、非常にユニークな地域です。
ここでは、各施設の特徴を価格帯、入浴スタイル、そして想定されるターゲット層ごとに分類しましたので、あなたの旅行プランの参考にしてみてください。
| 施設名 | おすすめのターゲット層 | 入浴スタイル(水着・混浴) | 料金目安(NTD) | 特記事項・施設の魅力 |
|---|---|---|---|---|
| 北投親水公園露天温泉(千禧湯) | コスパ重視、ローカル体験志向のバックパッカー | 混浴・水着必須(水泳帽も必須) | 約40元〜 | 時間入替制で地元民が集う。月・火にメンテナンス休館が多いので注意。 |
| 水都温泉会館 | カジュアルなカップル、友人同士のグループ | 混浴・水着必須 | 平日380 / 休日480 | 屋上に設けられた露天風呂が名物。炭酸ラジウムと白硫黄泉の独自ブレンド。 |
| 水美温泉会館 | 裸入浴派、プライバシー重視の女性一人旅 | 男女別・大浴場(水着不要) | 平日560 / 休日720 | 白鉱泉。アメニティが充実。大浴場は木曜午前が休館になるので旅程に注意。 |
| 春天酒店 | プライバシー重視のカップル、家族連れ | 個室(水着不要)/ 露天(水着必須) | 室内個室 600 / 露天風呂 800 | 室内湯屋の方が価格が安いが部屋数に限りあり。早めの訪問がおすすめ。 |
| 日勝生 加賀屋 | シニア層、純日本式のホスピタリティ志向 | 男女別・大浴場(水着不要) | 約1,500元 | 日本式で水着不要。2名からの貸切個人風呂もあり、和の空間美を堪能できる。 |
| 北投麗禧温泉酒店 | 特別な記念日、ラグジュアリーな非日常志向 | 男女別(露天)/ 混浴(屋外) | 1,600〜1,800(露天) | エリア屈指の高級リゾート。予約サイトでの「貸切風呂+アフタヌーンティー」がお得。 |
※料金や営業時間に関する重要なご注意点
表に記載している入浴料金や営業時間、利用ルールは、あくまで執筆時点での一般的な目安となります。台湾の温泉施設は、季節(夏季・冬季)や曜日、施設のメンテナンス状況、さらには年末年始や春節などの特定の日程によって、料金が変動したり利用不可の除外日が設定されたりすることが頻繁にあります。ご自身の旅行スケジュールに組み込む際は、必ず各施設の公式サイトで最新情報を確認するか、現地のホテルスタッフに問い合わせるなどして、最終的な判断を行ってくださいね。
宿泊して楽しむ最高級のホテル
予算の制約を持たず、最高水準の癒やしと洗練された非日常体験を求めている方や、ご両親へのプレゼント旅行、あるいは特別な結婚記念日などを迎える旅行者に対しては、北投エリアに点在するラグジュアリークラスのホテル滞在を全力で提案したいですね。日帰りでも十分楽しめますが、一泊することで初めて見えてくる北投温泉の深い魅力が確実にあります。
北投エリアにおける日本式ホスピタリティの最高峰として君臨し続けているのが、「日勝生 加賀屋(Radium Kagaya)」です。日本の有名な老舗旅館「加賀屋」が直接展開しているこの施設は、和の空間美、畳の香り、そして中居さんによる細やかなサービスを、台湾にいながらにしてフルスペックで体験できる稀有な存在です。
大浴場は完全な日本式の男女別となっており、当然水着の着用は不要。さらに2名から利用可能な貸切個室風呂も備えているため、他者の目を完全に排したプライバシーを極限まで重視するエグゼクティブ層の方に最適かなと思います。(出典:台湾交通部観光署『北投温泉区』)
また、台湾屈指の高級リゾートホテルとして名高い「北投麗禧温泉酒店(グランドビュー・リゾート北投)」も見逃せません。山の中腹に位置し、緑豊かな大自然を見下ろす絶好のロケーションを誇ります。ここは正規の宿泊料金や大浴場利用料の高さから少し敷居が高いと感じられがちですが、実はお得に楽しむ裏技もあります。KKdayなどのオンライン予約プラットフォームを経由すると、同ホテルの「貸切個室風呂」と優雅な「アフタヌーンティー」がセットになった独占割引プランなどを予約できることがあり、ミドル層のユーザーでも賢くラグジュアリー体験を享受できるんです。
さらに、比較的新しい施設として注目を集め、洗練されたモダンな空間設計で人気を博している「ザ ガイア ホテル タイペイ」や、エリア最高価格帯の超高級施設であり、喧騒から完全に隔離されたハイエンド・リトリートとしての確固たる地位を確立している「ヴィラ32」など、選択肢は多岐にわたります。
これらの高級ホテル群に宿泊する最大のメリットは、多くの客室内に専用の温泉風呂が完備されていることです。貸切風呂や大浴場へ移動する手間すら省き、客室にいながらにして名湯を24時間存分に堪能できるという究極の贅沢。
湯上がりには、腕利きシェフが提供する懐石料理や洗練された高級台湾料理を楽しみ、温泉・美食・リラクゼーションが完璧に調和した極上の滞在が約束されています。
北投温泉周辺の絶品ローカルグルメ
最高の温泉で日頃のストレスや身体の疲れをしっかりと癒やした後に待っているお楽しみと言えば、やっぱり美味しい現地の食事ですよね!検索して調べてみると「グルメ」や「牛肉麺」といったキーワードがたくさん出てくることからも分かる通り、北投エリアの観光においてローカルグルメの探索は、温泉そのものと同等かそれ以上のワクワク感を与えてくれます。
温泉街の中心部や、少し足を伸ばした駅周辺には、地元住民から圧倒的な支持を集める名店が密集していますので、時間帯や気分に合わせて食の至福体験を旅程に組み込んでみてくださいね。
湯上がりに行きたいグルメスポット

温泉地の玄関口である新北投駅の周辺は、お風呂上がりでお腹がペコペコな状態の時に、すぐにアクセスできる実用的な食堂(小吃:シャオチー)の宝庫です。ローカルな空気感を肌で感じながら、気取らずにお腹いっぱい食べられるお店を探しているなら、絶対に外せないスポットがあります。
新北投駅のすぐ裏手、北投公園のエントランス付近という絶好のロケーションに位置し、地元料理ランキングでも常に上位に食い込んでいるのが「24小吃店」です。ここは台湾特有のローカルでアットホームな雰囲気を色濃く残しつつも、外国人観光客にとても優しいお店なんです。写真付きの英語メニューが用意されていたり、漢字の料理名の横に数字を書き込む形式のオーダーシートを採用していたりと、言葉が分からなくても指差しや番号で直感的に注文できるハードルの低さが最高です。
ここの代表的なメニューは、何と言っても台湾のソウルフードである「魯肉飯(ルーローハン)」です。さらさらとした薄めのタレがご飯によく染み込み、小サイズならわずか30元という驚異的なコストパフォーマンスを叩き出しています。
他にも、少し縮れた麺が特徴的でボリューム満点の「乾意麺」や、ニンニクの効いた「空心菜炒め」、お出汁の染みた「油豆腐」など、多彩な台湾の伝統的食堂メニューがズラリと揃っています。3人で何品も頼んでテーブルいっぱいに並べても、合計で数百元程度に収まってしまうというお財布への優しさは、予算を抑えつつ現地の味を網羅したい旅行者にとって、まさに救世主のような存在かなと思います。
地元民に愛される絶品の牛肉麺
北投エリアの食文化、いや台湾の食文化を語る上で絶対に避けては通れないのが「牛肉麺」の存在です。数あるお店の中でも、北投エリアの地元料理ランキングで堂々の1位に君臨し続け、圧倒的なクチコミ評価を獲得している絶対的王者が「呉家牛肉麺」です。北投駅または新北投駅から高架下に沿って10分ほど歩いた交差点にある、赤い大きな看板が目印のお店です。
こちらの主軸メニューである定番の「牛肉麺」は、お椀になみなみと注がれたスパイシーで旨味の強い醤油ベースの紅焼(ホンシャオ)スープに、大ぶりでクセのない牛肉が豪快に盛り付けられて提供されます。ここで特筆すべき嬉しいポイントは、台湾料理特有の香菜(パクチー)がデフォルトでは入っていないことです。
独特の香草の匂いが苦手な日本人観光客にとっても、非常に親しみやすく箸が進む味付けになっています。私が個人的に一番おすすめしたいのは、ホロホロに柔らかく煮込まれた赤身の牛肉と、口の中でとろけるほどプルプルの牛筋が半分ずつ贅沢に入った「半肉半筋牛肉麺(半筋半肉牛肉麺)」ですね。食感のコントラストが本当に絶品です。
麺の太さも注文時に選べるので、一番太い麺をチョイスして、パンチのあるスープに負けないモチモチとした食感を堪能してみてください。
充実したサイドメニューと注文のコツ
このお店の評価を極限まで押し上げているのは、実はサイドメニュー(小菜)の充実度でもあります。皮が厚く具材がたっぷり詰まったキャベツと豚肉の水餃子や、手羽先、煮卵、干し豆腐などを八角の効いた醤油味で煮込んだ前菜の盛り合わせ(鹵味綜合小菜)は、ビールのお供として絶大な人気を誇ります。
営業時間は14時からと遅めのスタートですが、開店直後から屋外のテラス席も含めて地元客で埋め尽くされるほどの盛況ぶりです。注文は伝票に記入してスタッフに渡すオーダーシート方式なので、慌てずにじっくりメニューを選べるのもありがたいですね。
その他のおすすめグルメ食べ歩き

北投エリアの食の魅力は、温泉街の中心部だけでなく、隣接するエリアにも色濃く波及しています。もしお腹と時間に少しでも余裕があるなら、MRTに乗って周辺を探索し、多角的なグルメ体験を旅程に組み込んでみることをおすすめします。
例えば、北投から数駅隣のMRT「石牌(シーパイ)駅」周辺は、夜市のような活気と美味しい路面店が密集しているエリアです。石牌駅からすぐの場所にある「台湾第一家塩酥鶏(石牌店)」は、台湾の夜のソウルフード「塩酥鶏(イエンスージー)」の超人気店です。
ここは注文を受けてから新鮮な食材を揚げるスタイルが特徴で、ショーケースに美しく並べられた定番の鶏肉はもちろんのこと、ナスやインゲンなどの野菜、甘みのあるサツマイモ、練り物系まで、多種多様な食材をオーダーシートで選びます。
揚げたてでアツアツの食材に、魔法の粉とも呼ばれる独自のスパイスがたっぷりとふりかけられ、それを竹串でつつきながら夜の街を歩く体験は、温泉上がりの火照った体と冷たい台湾ビールに極端なほどよく合います。
また、台湾独自の豊かな「朝食文化」を体験したい朝型のユーザーには、北投エリアにある屋台スタイルの地元料理店「阿輝伯蘿蔔絲餅」の提案が不可欠ですね。ここはなんと早朝6時から営業を開始しており、小麦粉の生地に細切りの大根をたっぷりと挟んで香ばしく焼き上げた素朴なスナック「大根餅(蘿蔔絲餅)」を提供しています。
有名雑誌でも取り上げられた実績があり、朝から地元住民の行列が途絶えることがありません。サクサクの生地と大根の優しい甘みが絶妙で、ほとんどのお客さんがテイクアウトを選択します。北投エリアに宿泊した際の朝の散策ルートや、朝風呂の後の軽食として組み込むには、これ以上ない完璧なコンテンツかなと思います。
北投温泉の旅行を最高にするまとめ
ここまで大変長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!北投温泉が持つ奥深い魅力や、旅行を計画する上で知っておくべき重要なポイントは、しっかりとお伝えできたでしょうか?
北投温泉が台北近郊における屈指の世界的観光地として確固たる地位を維持し続けている背景には、大屯火山群がもたらす特異な地質学的条件と、日本の歴史とも深く結びついた温泉街開発の文脈が存在します。
美容効果の高い「白硫黄泉」、世界でも台湾の北投と日本の玉川温泉でしか確認されていない放射性ラジウムを含み自己免疫力を高めるとされる希少な「青硫黄泉」、そしてアクティブに動いた後の筋肉疲労に効く「鉄硫黄泉」。
これら性質の異なる三つの泉質がごく狭いエリアに同時に湧き出しているという事実は、地球のエネルギーを直接感じられる奇跡的なスポットだと言えます。地熱谷でもうもうと立ち込める熱風と強い硫黄の香りを全身で浴びれば、その大自然の迫力に圧倒されるはずです。
ご自身の同伴者の属性(一人旅、カップル、ファミリー)、想定される予算規模、そして「水着で入るか、裸で入るか」という台湾特有の多様な入浴スタイルへの許容度に合わせて最適な温泉施設を選び出してください。
そして、極上の温泉でお腹を空かせた後は、呉家牛肉麺のスパイスの効いた香りに誘われたり、朝の街歩きで大根餅の香ばしい匂いを楽しんだりといった、視覚と味覚に強烈に訴えかけるローカルグルメの探索が待っています。
温泉、美食、そして歴史的ロマンという三つの要素が完璧に調和したこの場所で、あなたの台湾旅行が忘れられない最高のエクスペリエンスになることを、心から願っています!ぜひ、ご自身の足で北投の街を歩き、その魅力を体感してきてくださいね。
台湾旅行を計画していると、どうしても「限られた時間でいかに効率よく名所を回るか」ばかりを考えてしまいませんか?北投温泉はアクセスが抜群に良いため、つい予定を詰め込んでしまいがちですよね。
でも、北投のような歴史と自然が交差する街では、ガイドブックやスマホの地図を少しだけカバンにしまって、あえて「迷子になる時間」を楽しんでみるのもおすすめです。
湯気があちこちから立ち上る路地裏を気の向くままに歩いていると、地元のおじいちゃんたちがのんびりと将棋を指している公園に出くわしたり、名もなき屋台から漂う優しいお出汁の香りに心惹かれたりします。
効率的で完璧にスケジュールされた旅行も素晴らしいですが、こういった偶然の出会いや、ちょっとした寄り道こそが、後になって一番色濃く記憶に残るハイライトになったりするんですよね。
もし北投を訪れる機会があれば、ぜひ「何もしない、ただ街の日常の空気を感じるだけの1時間」を旅程のどこかに組み込んでみてください。
きっと、誰かのレビューには載っていない、あなただけの特別な台湾の景色が見えてくるはずですよ。








