台湾フルーツを現地で楽しむための選び方と食べ方まとめ

台湾を旅すると、まず目に飛び込んでくるのが、色とりどりのフルーツたち。
市場のざわめきの中で見つける完熟マンゴー、夜市で手に入るレンブのシャクシャク感、スーパーで買ってホテルで味わうカットフルーツ。
日本ではなかなか出会えない果物が、ここでは日常の一部として並んでいます。

この記事では、「台湾 フルーツ」と検索したあなたに向けて、台湾でのフルーツの買い方、食べ方、そして楽しみ方をたっぷりと紹介します。
旬を知れば、味わいは倍に。見た目だけでなく、香りや食感の奥深さに驚くはず。旅先でのちょっとした選択が、忘れられない体験になるかもしれませんよ。

この記事のポイント

  • 台湾フルーツの代表的な種類や特徴がわかる
  • フルーツの旬や季節ごとの選び方が理解できる
  • 現地での買い方やおすすめの購入場所が把握できる
  • 日本から取り寄せできるフルーツの種類を知ることができる
目次

台湾のフルーツを楽しむ基本ガイド

台湾のフルーツを楽しむ基本ガイド
台湾トラベルエッセンスイメージ

台湾フルーツはどこで買うのが正解?

台湾に着いたら、まず目につくのが屋台や市場で山積みにされたフルーツたち。
だけど、どこで買うのがいちばんいいのか、ちょっと悩むところ。フルーツ初心者には、やさしさとわかりやすさが必要です。

市場。これがやっぱり本命です。
特に朝の伝統市場では、その日に採れたばかりのフルーツが並びます。店の前にはカットされた見本がズラリ。食べごろの果物を見極めてくれる店主がいて、少し話すだけで「甘いやつがいい?」と聞いてきてくれる。市場は、会話が買い物の一部になっている場所なんです。空気まで甘い。しかもスーパーより安い。

ただし、露店のものは保存状態にバラつきがあるのも事実。冷蔵されていない場合、暑さで傷みが早まることもあります。これを避けるなら、冷房の効いたスーパーも良い選択肢。カルフールや頂好(ウェルカム)ではカットフルーツも手に入るし、パック入りで持ち運びしやすい。確かに市場に比べて風情はないけれど、「時間がない」「初めての場所で緊張する」という人にはぴったり。

一方、夜市はどうか。見た目の華やかさに惹かれてついつい手が伸びるけど、価格はちょっと割高。観光地価格とも言われていて、地元の人より観光客向け。でも、その場ですぐに食べられるという魅力は捨てがたい。手に持って歩きながら頬張るのも、旅ならではの体験です。

どこで買うかは目的次第。新鮮さ重視なら市場、手軽さ優先ならスーパー、雰囲気も楽しみたいなら夜市。この3つをうまく使い分ければ、台湾のフルーツはもっとおいしくなるんです。値段、鮮度、会話、どれを取るかで、買い方が変わるのがおもしろいところですね。

現地で食べるべきフルーツとは?

「台湾に来たなら、これだけは絶対食べて」と言われるフルーツがいくつかあります。その中でも、愛文マンゴー、釈迦、レンブ、この3つは特に人気。日本ではなかなか見かけないものもあるし、味のインパクトが強いのが理由です。

まず、愛文マンゴー。
名前だけ聞くと何だかお上品だけど、食べた瞬間、濃厚な甘みがぐわっと押し寄せてくる。
完熟のものは、スプーンいらずで手でパカッと割れるほど柔らかくて、口の中でとろける。
これが1個100円ちょっとで買えるって、信じられます? 
スーパーで買うより、カットしてくれる果物屋さんが正解。
旅先のホテルでそのままかぶりつくのが一番おいしい食べ方かもしれません。

それから釈迦。
名前の通り、ちょっと仏教っぽい見た目をしてる不思議なフルーツ。
でもこれ、ミルクキャンディみたいな甘さで、外見とのギャップがすごい。
触って柔らかくなってきたら食べごろ。
パカっと割って、スプーンですくって食べる。黒い大きめの種が入ってるから、最初はちょっとびっくりするけど、それすらも楽しい。

最後はレンブ。
シャクシャクとした食感が魅力で、リンゴとナシの間のようなさっぱり味。
暑い台湾で食べると、体がリセットされたような気分になります。
カットされたものが袋に入って売られていることも多く、手が汚れないのも地味にうれしいポイント。

どれも日本では手に入りにくいか、高くてなかなか食べられないものばかり。
だからこそ、台湾に来たら現地で食べるべきなんです。マンゴーだけじゃない、知らなかったフルーツとの出会いがあるから、台湾の市場は面白いんですよね!

台湾フルーツの旬をチェックしよう

台湾フルーツの旬をチェックしよう
台湾トラベルエッセンスイメージ

台湾は南国のイメージが強いけれど、実は春夏秋冬がはっきりある国。フルーツも季節によって入れ替わるから、いつ行くかで味わえるものが全然違うんです。

例えば、パイナップル。
一年中見かける果物ですが、甘みがのってくるのは4月から8月。冬場のものは少し酸味が強めで、同じパイナップルでも印象が変わります。夏に市場で売られている黄色くてふっくらした実を見つけたら、それがベストなタイミング。

そしてマンゴー。
台湾マンゴーの王様「愛文」が一番おいしいのは6月から7月にかけて。この時期は果物屋さんの看板に「芒果(マンゴー)」の文字が大きく出るほど。4月頃から少しずつ出回るけれど、本格的に甘さと香りが極まるのは梅雨が明けた頃です。夏が似合うフルーツです。

ライチは6月だけ。あまりにも短い。
そのまま食べても、冷やしても、甘さがジュワっと広がります。皮が赤く、うろこみたいにごつごつしているものを選ぶと外れにくいです。

秋になると登場するのが釈迦(しゃか)や鳳梨釈迦(ふぉんりーしゃか)。
見た目はゴツゴツしていますが、中身は白くてミルクのような甘さ。
釈迦は8月から3月が旬。名前がややこしいですが、パイナップルとは関係なく、チェリモヤと釈迦のハーフだというから不思議です。

そして冬に注目したいのが蓮霧(レンブ)や棗子(ナツメ)。12月から春先までが一番おいしい時期。
レンブはシャカシャカとした不思議な食感で、口の中がリセットされるような爽やかさ。棗子は小さな青リンゴのような姿をしていて、かじるとジュワッと水分があふれるような食べ心地です。

このように、台湾フルーツはまさに季節を楽しむもの。旅の計画を立てるとき、食べたい果物の旬に合わせるのもありですね。ガイドブックには載っていない、現地の味覚と出会えるチャンスです!

台湾にしかないフルーツは?

台湾でしか出会えないフルーツって、意外と多いんです。日本のスーパーではなかなか見かけない、ちょっと変わったものが街角に当たり前のように並んでいます。

まずひとつが釈迦(しゃか)。
この名前、最初は「仏様の頭?」と思ってしまうかもしれません。
見た目は緑色でゴツゴツしていて、確かに仏像の髪にそっくり。
台湾では日常的に食べられていますが、海外ではほとんど流通していません。
熟すと手で簡単に割れるほど柔らかくなって、中はミルクのような甘さがとろっと口に広がります。

そしてレンブ。
英語では「ワックスアップル」とも呼ばれますが、食べてみるとリンゴともナシとも違う食感。サクサクを超えてシャクシャク。台湾ではその場で袋に詰められ、食べ歩きにもぴったりな果物です。日本ではほぼ流通していないので、見かけたら迷わず試してほしい一品です。

もうひとつが鳳梨釈迦(ふぉんりーしゃか)。
名前に「パイナップル」がついているので混乱しますが、実はパイナップルではありません。釈迦とチェリモヤを掛け合わせたもので、食感はやや硬めで香りはとても華やか。釈迦の甘みはそのままに、もう少し爽やかに仕上がった印象です。

それから、スターフルーツ(楊桃)も台湾では身近な存在。
星の形に切って出されると、見た目だけでテンションが上がります。さっぱりした味わいで、体がほてった時にぴったり。見た目の割に甘さ控えめというのも意外性があって面白い。

このように、台湾にしかないフルーツは、味だけでなく見た目や食べ方も新鮮。台湾を旅するなら、こういったご当地ならではの果物を味わうことが、記憶に残るひとコマになります。写真に残すのもいいけど、まずはかじってみるのが一番です!

台湾原産の果物は何ですか?

台湾といえば、南国のフルーツ天国。でもその中で「台湾原産」と呼ばれる果物は意外と少数派。ほとんどの果物は東南アジアや中南米から持ち込まれた品種が台湾で育てられたものです。
ただ、台湾独自に進化したり、改良されたフルーツには、台湾の風土がしっかり染み込んでいます。

代表的なものが「台湾バナナ」。
特に「北蕉(ベイジャオ)」という品種は、台湾の中部や南部で長年育てられてきたバナナで、味が濃く、もっちりとした食感が特徴。小ぶりだけど香りが強くて、甘さの中にほのかな酸味。日本では昔よく見かけたけど、今ではちょっと珍しい存在になっています。

そして「愛文マンゴー」。
これはアメリカ原産のアップルマンゴーを元にして、台湾で品種改良されたもの。
完全な台湾原産というわけではないけれど、今では“台湾を代表するマンゴー”としてすっかり定着。屏東や台南で育つこの愛文は、赤くてつやのある果皮と、とろけるような果肉が人気。台湾の気候と土壌が、この品種の甘さを一段と引き出してくれているんです。

さらに面白いのが「蓮霧(レンブ)」。
元々はマレー半島周辺が原産だけど、台湾で独自に栽培方法が発展しました。特に屏東産の黒金剛(くろきんごう)という品種は、濃い赤色で味も濃厚。台湾の市場では「これぞ台湾のレンブ」として売られていて、地元の人にも観光客にも人気があります。

他にも、「四季檨(スージーシャン)」という一年中育てられるマンゴー、「台農一號」など、台湾の研究機関が開発した品種もいくつかあります。これらは“台湾で生まれた”という意味では、まさに原産と呼ぶにふさわしいフルーツたち。

つまり、台湾原産という言葉の裏には、「台湾で愛され、育てられ、独自の進化を遂げた」歴史が詰まっているんですね。派手さはないけど、地に足のついた、まっすぐな果物たちです。台湾に行ったら、そういう“台湾らしい”フルーツに出会ってみてください!

台湾 フルーツの人気と魅力を徹底解説

台湾フルーツランキング
台湾トラベルエッセンスイメージ

台湾フルーツランキング

台湾フルーツって聞くと、どれもおいしそうで選べない…なんて悩みがち。
でも、人気の高さや現地でのリピート率をヒントにして「間違いない」ラインナップを絞ると、より楽しみやすくなります。ここでは、台湾で本当に愛されているフルーツをランキング形式で紹介します。

まず間違いなく1位は、愛文マンゴー。先ほども紹介したこのマンゴーは、甘さ・香り・ジューシーさの三拍子がそろっていて、どの果物屋にも堂々と山積み。特に6月〜7月の旬の時期は、どこもかしこもマンゴー推し。かき氷にもスムージーにもなり、まさに“台湾の夏の象徴”です。

2位は釈迦。外見がちょっと不思議なこの果物は、台湾らしい個性派。クリーミーで、ミルクのような甘みがあるため、見た目と味のギャップにハマる人が多いです。実が柔らかくなると食べごろ。中の黒い種を避けながらすくって食べるこの作業も、体験として印象に残ります。

3位はバナナ。え、バナナ?と思うかもしれません。でも台湾のバナナは、もちっとした食感と濃い風味があって「知ってる味」とはちょっと違う。特に「北蕉」と呼ばれる台湾品種は人気があり、朝市では山のように積まれています。しかも手頃な価格。

4位はライチ。楊貴妃も愛したとされるこの果物は、6月に入ると一斉に市場に並びます。皮をむいた瞬間に広がる香りと、ほのかに酸味のある甘さが魅力。台湾では「玉荷包(ぎょっかほう)」という品種が特に人気。生のライチは本当にジューシーで、冷凍とはまるで別物です。

5位にはレンブを挙げたいところ。サクサク食感とみずみずしさがあり、暑さで食欲がないときでもスッと食べられるフルーツ。スーパーでも袋入りのカットフルーツとしてよく売られています。

こうやって並べてみると、台湾フルーツのバリエーションの豊かさに驚きます。どれがベストかは好みによるけれど、まずはこのランキングをガイドにして、現地の市場をのぞいてみてください。並んでるだけでワクワクするから、買う前からもう楽しいよね!

ランキングフルーツ名特徴
1位愛文マンゴー甘さ・香り・ジューシーさが揃った台湾夏の象徴
2位釈迦ミルクのような甘み、個性的な外見と食感
3位バナナ(北蕉)もっちり食感と濃い風味、朝市でも人気
4位ライチ(玉荷包)香り高くジューシー、生ならではの味わい
5位レンブシャクシャク食感と爽やかなみずみずしさ

台湾で有名な食べ物は何ですか?

台湾で「有名な食べ物」と聞くと、あなたはまず何を思い浮かべますか?小籠包、魯肉飯、マンゴーかき氷…。どれも正解。でも、あえてランキングを作るなら、ローカルの声と旅行者の定番を織り交ぜてご紹介。

まず名前を挙げるべきは、魯肉飯(ルーローファン)。甘辛く煮込んだ豚肉を白ご飯にたっぷりかけた一品で、お店によって味の濃さや脂の量が微妙に違うのも魅力。茶碗サイズで気軽に注文できるのもポイントです。あの八角の香りがクセになる人、続出。

次は牛肉麺(ニューロウミェン)。やわらかく煮込まれた牛肉とスープの組み合わせが絶妙。台北には牛肉麺の有名店がたくさんあります。ピリ辛系や薬膳スープ系など、お店によって個性もいろいろ。食べ比べてお気に入りを見つけるのも旅の醍醐味です。

もちろん小籠包も外せません。中からじゅわっと肉汁があふれるあの瞬間、台湾旅行のハイライトと言ってもいいかもしれません。ディップの生姜と黒酢のタレがまたいい仕事をします。観光客が並ぶ店も多いけれど、地元の人が通うローカル店にこそ穴場があったりします。

そして台湾スイーツの代表、豆花(トウファ)。豆乳から作ったやわらかいプリンのようなデザートで、シロップやピーナッツ、あずきなどと一緒に食べるのが一般的。暑い季節にぴったりの優しい甘さ。夜市やスイーツ専門店で出会える確率高めです。

最後に紹介したいのは、大根餅(ローポウガオ)。朝ごはんにも夜市の軽食にも登場する、台湾らしい粉もの。外はカリッと、中はもっちり。たまに具がたくさん入っているものや、卵と一緒に焼いてあるものもあります。

台湾で有名な食べ物は「どれか一つ」じゃなくて、「全部が主役」。その時のお腹の空き具合や気分で、食べるものが変わる。それがまた、旅の自由さであり楽しさなんです。おいしいに出会うたびに、台湾が好きになっていく気がしますね!

取り寄せできる台湾フルーツとは

取り寄せできる台湾フルーツとは
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台湾の果物を現地で味わうのが一番だけれど、日本にいながら楽しみたい人も多いはず。特に最近では通販サイトや台湾専門の青果業者が増えて、少しずつ「お取り寄せ」も現実的になってきました。

一番よく見かけるのが台湾パイナップル。
2021年以降、日本でも一気に知名度が上がったこのフルーツは、芯まで食べられる柔らかさと、口当たりのよい甘さが特徴です。取り寄せ用に箱詰めされた状態で、比較的リーズナブルに購入できることも魅力のひとつ。

それから愛文マンゴー。
旬の6月〜7月を中心に、予約販売という形で出回ることが多いです。完熟の状態で収穫されるため、届いたその日に切って食べられるのがうれしいポイント。ただし気温や配送時間によって傷みやすいため、信頼できる業者を選びたいところ。

少しマニアックなところでは、グァバやドラゴンフルーツもお取り寄せ可能な場合があります。とくにグァバは、青果のほかにもジュースやドライフルーツ、ジャムとしても展開されているので、形を変えて楽しめるのがいいですね。

一方で、ライチや釈迦などは生での取り寄せはハードルが高め。ライチは冷凍でなら購入できることが多く、鮮度は落ちるけれど、特有の香りや甘さはしっかり楽しめます。釈迦は果肉がとても柔らかく、輸送中のダメージを受けやすいため、通常の通販にはあまり向いていません。

つまり、台湾フルーツのお取り寄せは「輸送に強いものから順番に」広がっているというのが今の現状。季節を感じたいとき、自分へのご褒美に、ちょっと特別な一箱があると、それだけで台湾がぐっと近くなった気がしますよ!

人気の釈迦と注目のレンブ

台湾フルーツの中でも、とくに話題になるのが「釈迦(シャカ)」と「レンブ」。名前を聞いてもピンとこないかもしれないけど、どちらも見た目と味にインパクトがある、台湾ならではの果物です。

まず釈迦。ゴツゴツとした緑色の皮を持つこのフルーツは、熟すと手で割れるほど柔らかくなります。中は白くて、ミルクのように濃厚な甘さ。日本ではなかなか見られない味で、初めて食べると「これはフルーツ?」と驚くほど。ただし中には大きな黒い種がたくさんあるので、実をほじりながら食べるのが基本スタイルです。

おいしさの反面、とてもデリケートな果物でもあります。輸送中に潰れてしまうこともあるので、現地で食べるのがベスト。台湾では「今すぐ食べたい」と伝えれば、ちょうど良い熟し加減のものを選んでくれる市場の人も多いです。

そしてレンブ。こちらは一見、赤いラディッシュのようにも見える不思議な果物。持ってみるととても軽く、かじるとシャクッと爽やかな音が響きます。中は空洞に近いスポンジ状の果肉で、味はあっさり。甘さは控えめだけど、水分がたっぷりなので、暑い日にはぴったり。

この2つのフルーツ、どちらもスーパーで手に取れるようなものではないけれど、台湾に行けばすぐに出会える存在。市場で見かけたら、見た目のインパクトだけに惑わされず、ぜひ一度かじってみてください。釈迦はしっとり、レンブはシャクシャク。対照的だけど、それぞれが台湾の気候や食文化を物語っているような気がするんです。

味を通して土地を感じる。釈迦とレンブは、そんな体験をくれる果物ですよ!

台湾フルーツで有名な種類一覧

台湾には「こんな果物、見たことない!」という驚きがたくさん詰まっています。その土地ならではの気候と土壌が育てたフルーツたちは、日本とは少し違った表情と味わいで出迎えてくれます。ここでは、観光客にも現地の人にも人気の、台湾フルーツの有名どころを一覧でご紹介します。

まず名前を出さずにはいられないのが、愛文マンゴー。赤くて大ぶりな実には甘さがぎゅっと詰まっていて、まさに南国フルーツの王様という風格。台湾ではかき氷の上に山盛りにされて登場することが多く、旬は6月〜7月。その時期に当たれば、どこで食べてもハズレがありません。

次は、ドラゴンフルーツ。赤いウロコのような皮に包まれた中身は、白や赤の果肉に黒いツブツブの種が広がっています。見た目のインパクトに反して味はとてもあっさり。食欲がない時でもスッと入ってくるような、さわやかな印象の果物です。

ライチも台湾を代表するフルーツのひとつ。「玉荷包」という品種は、皮をむくと薄く透き通るような果肉が出てきて、口の中に広がるのは濃厚でジューシーな甘み。収穫時期が短い分、出会えたらラッキー。まさにご褒美のような存在です。

そして、先ほども紹介した釈迦。クリームのような食感と、まったりとした甘さは、他のフルーツにはない個性を持っています。ミルクのような味と表現されることも多く、見た目と中身のギャップが印象的な一品。

パイナップルも台湾では1年中見かけますが、旬は4月から8月ごろ。「旺萊(オンライ)」という呼び方もされていて、これは「幸運がやってくる」という意味に通じるため、縁起物としても親しまれています。芯まで柔らかくて、甘みが強いのが特徴。

忘れてはいけないのが、レンブ。
シャクシャクとした食感が楽しく、味は水分たっぷりのりんごに近いけれど、もっと軽やか。特に暑い日にぴったりのフルーツで、夜市や果物屋の店頭でもよく見かけます。

あとは、グァバ。赤や白の果肉があり、台湾では梅粉(うめこ)という甘酸っぱい粉をかけて食べるのが定番。最初はちょっとクセがあるように思えるけれど、慣れるとつい手が伸びる味です。

これだけの種類がそろう台湾フルーツ。季節や場所によって出会える果物が変わるので、何度訪れても新鮮な驚きがあります。旅の途中で立ち寄った市場やジューススタンドで「今日の一品」を探してみるのも楽しいですよね!

フルーツ名特徴旬の時期
愛文マンゴー甘さ・香り・ジューシーさの三拍子6月〜7月
ドラゴンフルーツ赤い皮に白や赤の果肉、あっさり味6月〜10月
ライチ(玉荷包)薄皮でジューシー、甘みと香りが濃厚6月
釈迦ミルクのような甘さ、独特の外見8月〜3月
パイナップル(旺萊)芯まで柔らかく甘い、縁起物としても人気4月〜8月
レンブシャクシャク食感、軽く爽やかな味わい12月〜春先
グァバ赤・白の果肉、梅粉をかけて食べるのが定番通年(品種による)

台湾 フルーツを楽しむための基本ポイント

購入場所の特徴

ポイント
伝統市場では朝に新鮮なフルーツが手に入る
市場の店主が食べごろを教えてくれることが多い
スーパーは冷房完備で保存状態が安定している
夜市はその場で食べる楽しさが魅力
観光地価格の影響で夜市の値段はやや高め

現地で食べるべき理由

ポイント
愛文マンゴーは濃厚な甘みととろける果肉が特徴
釈迦はミルクキャンディのような甘さとユニークな見た目
レンブはシャクシャク食感でさっぱりした味わい
どの果物も日本では流通量が少なく希少
市場での出会いが旅の思い出にもなる

旬を楽しむポイント

ポイント
愛文マンゴーは6月〜7月が一番の食べごろ
ライチは6月限定で香りと甘みが楽しめる
釈迦の旬は8月〜3月で秋から冬に向いている
冬にはレンブやナツメが特に美味しくなる
旅の時期に合わせたフルーツ選びが楽しさの鍵

台湾のフルーツを味わう魅力は、単に新鮮さや甘さだけでなく、その土地ならではの食文化に触れることでもあると思います。
市場でフルーツを選ぶ際、地元の人と会話を交わすことができれば、果物の背後にある物語を知ることができます。
その瞬間、そのフルーツはただの食べ物ではなく、旅の記憶の一部になります。
ぜひ、単においしい果物を食べるだけでなく、人や場所との交流も楽しみながら、台湾フルーツの魅力を存分に味わってみてくださいね!

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