ついに本格稼働を始めた台北ドーム。台湾旅行のついでに野球観戦やコンサートを楽しみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
でも実際に調べてみると、アクセスや最寄り駅の出口はどこなのか、キャパや収容人数はどれくらいなのか気になりますよね。
特に野球やライブ時の座席からの見え方やチケットの取り方は、事前にしっかり把握しておきたいポイントです。
また台北アリーナとの違いに戸惑ったり、周辺のホテルやグルメ情報まで調べるとなると意外と大変なもの。
この記事では、そんな台北ドームに関するあらゆる疑問を、現地を歩き回って集めた情報を交えて徹底的に解説していきます。
- 台北ドームへのアクセス方法と迷わないための最寄り駅出口戦略
- 野球観戦やコンサートにおける座席選びのコツと視界の良し悪し
- チケット購入方法から入場時の持ち込み禁止ルールまで完全網羅
- ドーム周辺のおすすめホテルや最新の商業施設グルメ情報
台北ドームへのアクセスや座席など基本情報
まずは、台北ドーム(大巨蛋)を訪れる前に絶対に知っておきたい基本情報から押さえていきましょう。
巨大な施設だけに、入り口を間違えると席にたどり着くまでに大幅な時間をロスしてしまいますし、座席選びもイベントを楽しむための重要な要素です。
ここでは移動のロスを減らし、最高の体験をするための基礎知識をまとめました。
台北ドームへのアクセスと最寄り駅の出口

台北ドームへ行くなら、MRT(地下鉄)を利用するのが最も確実で快適な方法です。台北の主要エリアを結ぶMRT板南線(ブルーライン)に乗れば、台北駅や西門町、信義区からも一本でアクセス可能です。最寄り駅は「國父紀念館駅(Sun Yat-sen Memorial Hall Station)」になります。
ここで旅行者の皆さんに声を大にしてお伝えしたいのが、駅到着後の「出口選び」の重要性です。2024年から2025年にかけての工事完了により、駅とドームを結ぶ地下通路が完全に開通しました。改札を出たら、迷わず「5番出口」を目指してください。
この5番出口ルートの最大のメリットは、地上に出ることなくドームの敷地内や、併設されている商業施設「遠東Garden City」へダイレクトにアクセスできる点です。
台湾の夏は非常に蒸し暑く、突然のスコールに見舞われることも珍しくありません。
しかし、この地下ルートを使えば、エアコンの効いた快適な環境のまま、傘をさす必要もなく会場入り口まで移動できます。
特に観戦前に体力を消耗したくない方や、小さなお子様連れの方にとっては、まさに救世主のようなルートと言えるでしょう。
アクセスの重要ポイントと裏技
- 基本ルート:MRT國父紀念館駅の改札を出て「5番出口」へ。地下通路経由でドーム直結。
- 混雑回避の裏技:イベント終了後は5番出口のエスカレーターに人が殺到し、入場規制がかかることも。そんな時は、あえて反対側の「4番出口」を利用しましょう。少しだけ地上を歩くことになりますが、人混みを避けてスムーズに改札へ向かうことができます。
- バス利用:「國父紀念館」バス停には多くの路線が乗り入れていますが、イベント終了後は周辺道路(忠孝東路など)が麻痺します。バスに乗るなら、一駅分歩いて「市政府」方面や「忠孝敦化」方面から乗車するのが賢い選択です。
また、空港からのアクセスも確認しておきましょう。桃園国際空港(TPE)からは、空港MRTで台北駅まで出て、板南線に乗り換えるのが一般的で、所要時間は約70〜80分です。荷物が多い場合は、空港バス(1960番)で「市政府バスターミナル」まで行き、そこからタクシーまたは徒歩で向かうのも一つの手です。一方、市内の松山空港(TSA)からはタクシーでわずか10〜15分程度。運賃も150〜200元(約700〜900円)程度で済むので、松山空港利用者はタクシー一択で問題ありません。
タクシー・Uber利用の注意点
イベント終了直後のドーム周辺は、数万人の観客と送迎車でカオス状態になります。
Uberを呼んでも、交通規制や渋滞でドライバーがピックアップ地点に到達できず、キャンセルされるケースが多発します。
タクシー乗り場(東側B1)も長蛇の列必至です。「ドームの目の前から乗る」ことは諦め、松山文創園区の裏手や、数ブロック離れた場所まで歩いてから配車を手配するのが、最も早くホテルへ帰るための鉄則です。
台北ドームのキャパと収容人数について
「大巨蛋(ビッグエッグ)」という愛称で親しまれる台北ドームですが、そのスペックは単なる「大きな体育館」の枠を遥かに超えています。構想から完成まで32年という長い歳月を要したこのプロジェクトは、台北の都市再生の核として機能しています。
具体的な収容人数を見てみましょう。野球開催時は約40,071人、コンサートなどのイベント時にはグラウンド部分も座席として使用できるため、最大で約59,833人もの観客を収容可能です。これは日本の東京ドームや京セラドーム大阪と比較しても遜色のない、むしろアジア最大級の規模を誇ります。
| 利用シーン | 最大収容人数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 野球開催時 | 約40,071人 | 内野・外野席を含むスタンド全席を使用。MLB規格のフィールド。 |
| コンサート | 最大59,833人 | アリーナ席を開放。全天候型で大規模な演出が可能。 |
この圧倒的なキャパシティにより、これまでは屋外スタジアムや小規模なアリーナに限られていた台湾のエンターテインメント事情が一変しました。
2025年以降は、K-POPの世界的スターであるTWICEのワールドツアーや、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の予選ラウンドなど、国際的なメガイベントが次々と予定されています。
天候に左右されずに数万人規模のイベントを開催できる環境が整ったことで、台北はアジアのエンタメハブとしての地位を確固たるものにしつつあるのです。
また、施設としての質にも注目です。設計はロンドンオリンピックスタジアムやヤンキースタジアムを手掛けた世界的な建築設計事務所「Populous(ポピュラス)」が担当しました。彼らの設計哲学である「ファン・エクスペリエンス(観客体験)」の最大化は、ドームの随所に感じられます。
例えば、フィールドに採用されている人工芝は、日本のミズノ製「MS Craft Baseball Turf」です。
これは天然芝に近い衝撃吸収性を持ち、選手の身体的負担を軽減するだけでなく、イレギュラーバウンドを抑制することで、高度な守備技術を正当に評価できる環境を提供しています。
国際大会で日本代表チームがプレーする際も、違和感なく実力を発揮できる素晴らしい環境と言えるでしょう。
(出典:Populous公式サイト『Taipei Dome Project』)
野球やライブ時の座席と見え方
チケットを購入する際、最も悩ましいのが座席選びではないでしょうか。台北ドームの座席は地下2階(フィールドレベル)から地上5階まで多層的に配置されており、エリアによって見える景色や楽しみ方が全く異なります。
B1/L1 内野席(Main Concourse):熱狂の中心地
フィールドに最も近く、選手の声や打球音がダイレクトに聞こえる特等席です。台湾野球(CPBL)を観戦する場合、このエリアには特別な意味があります。
一塁側および三塁側のベンチ上付近にある「熱區(ホットゾーン)」と呼ばれるエリアは、各球団のチアリーダー(啦啦隊)がパフォーマンスを行うステージの目の前。
ここでは試合中、観客が立ち上がって応援歌を歌い、踊り続けるのが基本スタイルです。「台湾野球の熱気を肌で感じたい!」「チアと一緒に盛り上がりたい!」という方は、迷わずこのエリアを選びましょう。
L2 2階席(Lower Bowl):購入前の注意が必要
少し高い位置からフィールド全体を見渡せる2階席ですが、前方列(特に2〜3列目)に関しては注意が必要です。構造上の安全柵(手すり)が視界に入り込み、バッターボックスやマウンドが見えにくくなるという報告がSNS等で散見されます。
「せっかくの試合が見えづらい」という事態を避けるため、2階席を選ぶなら、あえて5列目以降など少し後方の列を指定するのが無難かもしれません。
L4/L5 上層席(Upper Bowl):俯瞰の美学
「5階席なんて遠くて見えないのでは?」と思うかもしれませんが、実は意外な穴場です。傾斜(勾配)がかなり急に設計されているため、前の人の頭が視界を遮ることがほとんどありません。
フィールド全体を真上から見下ろすようなパノラマビューは圧巻で、野球の守備シフトや戦術を分析したい玄人ファンにはたまらないアングルです。また、コンサートの際は会場全体のペンライトの光や、ステージセットの照明演出を一望できるため、全体的な雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
座席の快適性について
台北ドームの座席は「ソフトシート」と呼ばれるクッション性の高いものが採用されており、長時間の観戦でもお尻が痛くなりにくい仕様です。また、全席にドリンクホルダーが完備されています。空調設備も非常に強力で、外が35度を超える猛暑日や湿度の高い日でも、場内は常に快適(むしろ少し肌寒いこともあるので、薄手の上着があると安心です)。
台北ドームと台北アリーナの違いと注意点

これは本当に、本当に気をつけてください。台北を訪れる外国人観光客が最も陥りやすい罠、それが「台北ドーム(大巨蛋)」と「台北アリーナ(小巨蛋)」の混同問題です。
日本語では「ドーム」と「アリーナ」で呼び分けられていますが、現地の中国語では「大巨蛋(ダージュダン)」と「小巨蛋(シャオジュダン)」となり、文字通り「大きな卵」と「小さな卵」という、非常に似通った名称になっています。しかし、この二つは場所も機能も全く異なる別施設です。
| 項目 | 台北ドーム(大巨蛋) | 台北アリーナ(小巨蛋) |
|---|---|---|
| 英語表記 | Taipei Dome (Big Egg) | Taipei Arena (Little Egg) |
| 最寄り駅 | 國父紀念館駅(板南線) | 台北小巨蛋駅(松山新店線) |
| 主なイベント | プロ野球、5万人級ライブ、国際大会 | バスケ、スケート、1万人級ライブ |
| タクシー指示 | 「大巨蛋(Da Ju Dan)」または「國父紀念館」 | 「小巨蛋(Xiao Ju Dan)」または「南京敦化路口」 |
特に注意が必要なのは、コンサート開催日です。「台北でコンサートがある」といっても、同じ日にドームとアリーナで別々のアーティストが公演を行っていることは珍しくありません。もし間違ってアリーナに行ってしまった場合、そこからドームへ移動するにはタクシーでも混雑していれば20分以上、MRTだと乗り換えを含めて30分近くかかります。開演時間の迫る中でのこのタイムロスは致命的です。
タクシーに乗る際は、単に「巨蛋(ジュダン)」と言うのではなく、はっきりと「大(ダー)」なのか「小(シャオ)」なのかを伝えるか、スマホの地図アプリを見せて目的地を指し示すのが確実です。Googleマップで検索する際も、候補をよく確認してからタップする癖をつけましょう。
チケットの買い方と取り方を詳しく解説
「日本に住んでいる私たちが、どうやって台北ドームのチケットを入手すればいいの?」 これは旅行計画を立てる上で最大のハードルかもしれません。2025年現在、台湾のチケットシステムは高度にデジタル化されていますが、外国人にとってはいくつかの「認証の壁」が存在します。ここでは主要な3つの購入ルートとその攻略法を解説します。
1. tixCraft (拓元售票系統)
台湾で最もメジャーなチケットプラットフォームです。五月天(Mayday)、A-Mei、TWICEといった超大型アーティストのコンサートや、国際野球大会のチケットは、ほぼ間違いなくこのサイトで販売されます。
- アカウント作成:GoogleやFacebookアカウントでログイン可能です。
- 認証の壁:購入には「携帯電話番号認証」が必須です。以前は台湾の現地番号がないと詰んでいましたが、現在は日本の携帯番号(+81)でもSMS認証が通るケースが増えています。ただし、イベントによっては「台湾番号限定」のロックがかかることもあるため、発売日前に必ずマイページで認証ステータスを確認しておく必要があります。
- 支払いと受取:クレジットカード決済が主流です。チケットはコンビニ(ibon/FamiPort)発券か、専用アプリでのQRコードチケットとなります。
2. Klook(クルック)
日本人旅行者にとって、最も優しく、最もおすすめなのがこのルートです。特に味全ドラゴンズなどのプロ野球公式戦に関しては、旅行予約サイトのKlook(クルック)での取り扱いが拡大しています。
最大のメリットは、日本語のインターフェースで予約から決済まで完結すること。面倒なSMS認証や会員登録の壁にぶつかることなく、PayPayや日本のクレカで支払いが可能です。
現地ではバウチャー(QRコード)を見せるだけで入場できるので、野球観戦ビギナーの方は、まずKlookでチケットが売っていないかチェックするのが鉄則です。
3. 実名制(Real-Name System)と転売の罠
K-POPやトップスターの公演では、転売対策として厳格な「実名制」が導入されています。 これはチケット購入時に「氏名」と「パスポート番号」を入力し、その情報がチケットに印字されるシステムです。
入場ゲートでは、チケットとパスポート原本の照合が100%行われます。もし名前のスペルが一文字でも違っていたり、パスポートをホテルに忘れてきたりすると、いかなる理由があっても入場を拒否されます。
また、SNSや非公式リセールサイトで「行けなくなったので譲ります」というチケットを見かけることがありますが、実名制の公演では名義変更が不可能なケースがほとんどです。他人名義のチケットを買っても絶対に入場できないので、必ず公式ルートで購入してください。
電子チケットの注意点
tixCraftなどの電子チケットアプリでは、不正防止のためにQRコードが数秒ごとに変化する「動的コード」が採用されている場合があります。この場合、スクリーンショットでの提示は無効となります。入場時は必ずスマホがインターネットに繋がっている状態でアプリを開く必要があるので、現地のSIMカードやWi-Fi環境を確保しておくことを忘れないでください。
台北ドーム周辺のホテルやイベント情報
ドームでのイベントは夜遅くに終わることが多いため、宿泊先選びや試合後の食事場所は旅の満足度を左右する重要な要素です。ここでは、2025年最新のホテル事情と、ドーム周辺で楽しめるグルメやショッピング情報をお届けします。
台北ドーム近くのおすすめホテルを紹介
まず残念なお知らせですが、台北ドームの敷地内に建設中の高級ホテル「インターコンチネンタル台北」は、2025年12月時点ではまだ開業していません。当初の予定より遅れており、オープンは2026年以降になる見通しです。そのため、現時点ではドーム周辺の既存ホテルから宿泊先を選ぶ必要があります。
イベント参加者にとっての「正解」ホテルは、以下の3つのエリアに集約されます。
1. 松山文創園区エリア(徒歩圏内・最強の立地)
ドームの北側に広がるリノベーション施設「松山文創園区」内にある「Eslite Hotel(誠品行旅)」は、ドームから最も近い高級ホテルです。徒歩5分程度でアクセスでき、イベント終了後の混雑とは無縁の静けさが魅力。本に囲まれたロビーや洗練された客室は、大人の滞在にぴったりです。ただし、イベント開催日は真っ先に満室になるため、数ヶ月前からの予約が必須です。
2. 信義区エリア(徒歩10〜15分・ラグジュアリー)
ドームから東へ少し歩くと、台北のマンハッタンと呼ばれる信義区に入ります。「W Taipei」「Le Méridien Taipei(ル・メリディアン)」「Humble House(寒捨艾麗酒店)」などの高級ホテルが林立しており、ドームからは徒歩でも帰れる距離です。周辺には百貨店やナイトクラブも多く、イベント後の興奮そのままに夜遊びを楽しみたい方におすすめです。
3. 東区・松山駅エリア(タクシー/MRT利用・コスパ重視)
少し予算を抑えたい、あるいは夜市も楽しみたいという方は、タクシーで5〜10分圏内のエリアを狙いましょう。松山駅周辺の「Amba Taipei Songshan(amba台北松山)」なら、有名な饒河街夜市が目の前です。また、MRTで一駅隣の忠孝敦化・忠孝復興エリアには、「Kimpton Da An(キンプトン大安)」のようなデザインホテルや、手頃なビジネスホテルが多数あります。
帰宅時の戦略
イベント終了後、タクシー待ちの列に並ぶのは時間の無駄です。徒歩で帰れる「誠品行旅」や信義区のホテルを確保するか、あるいはMRTを使って一駅だけ移動し、混雑エリアを脱出してからホテルへ向かうのが、ストレスフリーに一日を終えるコツです。
周辺の美味しいレストランやグルメ情報

台北ドームが位置する信義区と大安区の境界エリアは、台北でも指折りのグルメ激戦区です。かつては家賃高騰で空き店舗が目立っていた「東区商圏」ですが、ドームの開業効果で人流が戻り、新しいお店が続々とオープンしています。
観戦前の腹ごしらえ:B級グルメとテイクアウト
試合開始前にお腹を満たすなら、ドームから南へ伸びる路地裏や、光復南路沿いを散策してみましょう。昔ながらの麺店や、台湾おにぎり(飯糰)の人気店が点在しています。また、MRT國父紀念館駅周辺には、手軽に食べられるテイクアウト専門のドリンクスタンドや、台湾風フライドチキン(鶏排)のお店も豊富。これらを買ってドームへ向かうのも良いですが、ドーム内への持ち込みルール(アルコールや瓶・缶の制限など)には注意してください。
試合後の打ち上げ:延吉街(Yanji Street)の熱気
イベント終了後の「打ち上げ」なら、ドームから徒歩圏内の「延吉街」周辺がアツいです。ここは居酒屋、焼肉店、熱炒(台湾式居酒屋)が密集するエリアで、試合の余韻に浸るファンたちで深夜まで賑わっています。 特に冬場の観戦後なら、台湾名物の「火鍋」はいかがでしょうか。深夜2時や3時まで営業しているお店も多く、ユニフォームを着たまま入店しても全く浮きません。勝利の美酒を片手に、仲間とその日のハイライトを語り合う時間は、旅の最高の思い出になるはずです。
商業施設遠東ガーデンシティの店舗情報
台北ドームを単なるスタジアムで終わらせない、重要なピースが併設の商業施設「遠東Garden City(Far Eastern Garden City)」です。百貨店大手のSOGOグループが運営しており、その規模は総床面積約36,000坪。ここは「観戦のついで」ではなく、ここを目的に訪れる価値のある「食とエンタメのテーマパーク」です。
施設は大きく4つのゾーンに分かれていますが、旅行者が特に注目すべきは以下の2つです。
1. Gourmet Park(1F):食のエンタメ化
ドームの外周を囲むこのエリアには、14店舗の個性的なレストランが並びます。特におすすめなのが、スポーツバー「SPORTS NATION」です。店内には巨大なスクリーンがあり、スポーツ観戦ができるのはもちろんですが、面白いのが「電子ビアサーバー」。なんと株式市場のように、需要と供給に応じてビールの価格がリアルタイムで変動するシステムを採用しています。「今、ラガーが暴落中!買いだ!」なんて言いながらビールを注ぐ体験は、ここでしか味わえません。 他にも、スターラックス航空(星宇航空)とコラボした宇宙船のような焼肉店「STAR HUTONG(星胡同)」など、話題性に事欠かない店舗が揃っています。
2. Garden Green Corridor(B2):地下の動脈
MRTの駅と直結する地下エリアには、マクドナルドなどのファストフードから、台湾初進出のカフェ、韓国料理の「北村豆腐家」など約18店舗が集結しています。ここはスピード重視のお店が多く、観戦前にサクッと食事を済ませたい時や、雨に濡れずに移動したい時の休憩スポットとして非常に便利です。また、ペット用品店なども入っており、地元の人々の生活拠点としても機能しています。
今後のイベント日程とスケジュール

2025年から2026年にかけて、台北ドームのカレンダーは既にビッグイベントで埋まりつつあります。「せっかく行ったのに何もやっていなかった」とならないよう、事前のチェックは欠かせません。
- プロ野球 (CPBL):中信兄弟や味全ドラゴンズなどがホームゲームを開催します。年間50試合以上が予定されており、特に4月の開幕戦や、10月〜11月の「台湾シリーズ」はチケット争奪戦必至の盛り上がりを見せます。
- コンサート:2026年3月21日・22日には、K-POPガールズグループTWICEのワールドツアー台北公演が決定しています。また、TOMORROW X TOGETHER (TXT) の公演なども予定されており、アジアの音楽シーンの重要拠点となっています。
- 国際スポーツ大会:2025年5月のワールドマスターズゲームズに加え、2026年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)予選ラウンドの開催地としても有力視されています。もし実現すれば、世界中の野球ファンが台北に集結することになります。
最新のスケジュールは、チケットサイトの「tixCraft」や「Klook」、あるいは台北ドームの関連ニュースで確認できます。特に人気イベントのチケット発売日は数ヶ月前になることもあるので、旅行の日程が決まったらすぐに情報収集を始めましょう。
台北ドーム観光を楽しむためのまとめ
最後に、台北ドーム(大巨蛋)を120%楽しむためのポイントをおさらいしましょう。
台北ドーム攻略のまとめ
- アクセス:MRT國父紀念館駅の5番出口が最強。雨にも濡れず、暑さも回避できる地下ルートを活用せよ。
- 会場間違いに注意:「大巨蛋(ドーム)」と「小巨蛋(アリーナ)」は別物。タクシーや地図アプリでの指定は慎重に。
- チケット:初心者はKlook、上級者はtixCraft。実名制公演ではパスポートが命。
- 座席:熱狂したいなら内野L1、全体を見たいならL4/5。2階席前方は視界に注意。
- グルメ:ドーム併設の「遠東Garden City」で株価変動ビールを楽しんだり、試合後は延吉街の居酒屋へ繰り出そう。
32年もの歳月をかけて完成したこの巨大な「卵」は、今や台北の新しいシンボルであり、都市の鼓動を感じられる場所です。快適な空調の中で世界レベルの野球やライブを楽しみ、終わったら美味しい台湾グルメに舌鼓を打つ。
そんな最高のエンターテインメント体験が、台北ドームには待っています。ぜひ次回の台湾旅行では、この熱気を肌で感じてみてくださいね!
台北ドームの開業は、単なる「新しい観光スポットの誕生」以上の深い意味があると思うんです。構想から32年、この長い年月は台湾の人々が待ち望んだ悲願の時間そのものです。
個人的に一番革命的だと感じるのは、やはり「天候リスクからの解放」ですね。
これまでの台湾旅行では、楽しみにしていた野球やライブが突然の激しいスコールで中止になり、ホテルで呆然とする……なんて悲劇がつきものでした。
でも、これからはチケットさえ取れば、確実にエンタメが約束されます。これって、限られた滞在時間で動く旅行者にとっては、何よりの安心材料だと思いませんか?
空調の効いた快適な空間で、32年分の想いが詰まった台湾の新しい熱気を、ぜひ全身で浴びてきてくださいね。








