台湾観光を計画していて「台北市立動物園」が気になっている方へ。この記事では、台湾最大級の都市型動物園である台北市立動物園の魅力を、初めて訪れる人にもわかりやすく紹介します。
入園料や営業時間、園内の回り方から、パンダや台湾固有種といった見どころ、さらにはお得なチケット情報まで網羅しています。
「とにかく広いって聞くけど、どこから回ればいいの?」
「子ども連れでも楽しめる?」
「本当に日本にいない動物に会えるの?」
そんな疑問をスッキリ解決できる内容になっています。旅行前の情報収集に、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事のポイント
- 台北市立動物園の入園料や営業時間がわかる
- 園内の見どころや動物の種類が把握できる
- 効率的な回り方や混雑対策を知ることができる
- 園内列車やロープウェイの使い方が理解できる
台北市立動物園の基本情報と魅力を紹介!

台北市立動物園の入園料は?
台北市立動物園の入園料は、ものすごくお手頃です。
なんと、大人の入園料はたったの100元。これは日本円にすると約500円もしないくらいです(レートによります)。子ども料金もあって、6歳以上12歳未満は50元、6歳未満は無料。家族で行っても財布にやさしい価格設定なんです。
この安さ、つい「本当にちゃんと見られるの?」と心配になるかもしれません。
でも安心してください。台北市立動物園は東南アジア最大級の都市型動物園で、400種類以上の動物が暮らしている広大な施設です。園内には屋内展示館と屋外エリアがあり、コアラやパンダ、台湾固有種など、見どころが盛りだくさんなんですよ。
しかも、交通系ICカード「悠遊カード(EasyCard)」を使えば、入園料もサッと支払えます。現金派でもOKですが、おつりは出ないので細かいお金の準備を忘れずに。
ちなみに、園内で借りられるベビーカーには別途料金がかかります。利用には30元〜50元、そしてデポジットとして500元が必要なので、その点だけご注意を。
言ってしまえば「コスパ最強の動物園」と言ってもいいでしょう。
観光でも地元のお出かけでも、気軽に楽しめる場所として人気が高いのも納得です!
台北市立動物園の休園日と営業時間
台北市立動物園の営業時間は朝9時から夕方5時まで。最終入園は午後4時で、動物たちの展示は4時半まで楽しめます。つまり、午後から行こうと思っても、ちょっと遅めになると時間が足りなくなるかもしれません。時間には気をつけたいところですね。
「せっかく行ったのに閉まってた…」なんて事態を避けるためにも、休園日も公式サイトでチェックしておきましょう。
基本的には年中無休ですが、旧正月の大晦日は全体が休園になります。ここは台湾らしいポイントなので、時期に注意が必要です。
そして、台北市立動物園の中にあるいくつかの展示館には、それぞれ個別の休館日があるんです。ちょっとややこしいですが、以下のようになっています:
- パンダ館 → 毎月第一月曜
- 教育センターと図書館 → 毎週月曜
- ペンギン館 → 第二月曜
- 両生爬虫類館 → 第三月曜
- 昆虫館 → 第四月曜
つまり、全部見ようと思ったら「月曜日を避ける」のが正解です。月曜は何かしら閉まってますからね。
特にパンダやペンギンを目当てにしている人は要チェック!
園の公式サイトや観光案内所でも最新の開館情報が出ているので、旅行前にはサッと確認しておくと安心です。
せっかく行くなら、全部の動物たちに会いたいですもんね!
台湾で最大の動物園はどこ?

台湾で一番大きな動物園は「台北市立動物園」です。
都市にあるとは思えないほど敷地が広く、全部で165ヘクタールという広さがあります。これ、ピンとこない人のために説明すると、東京の上野動物園の約12倍、ディズニーランドとディズニーシーを足したくらいのサイズ感なんです。
この大きさのおかげで、動物たちはゆったりした環境で過ごせています。狭い檻の中でストレスを感じている…なんてことはあまりなく、木や池、岩など自然を生かしたスペースがいっぱい。見ているこちらも、まるで森の中を歩いているような気分になります。
台北市立動物園では400種類以上の動物が飼育されていて、屋内展示も屋外展示もどちらも充実しています。パンダやコアラといった人気の動物から、台湾固有種、さらには昆虫や爬虫類まで、本当にいろんな生き物に出会える場所です。
このスケール感は、台湾どころか東南アジア全体で見てもトップクラス。
つまり、台湾で「一番広い」「一番たくさん動物がいる」動物園を探しているなら、ここ一択で間違いありません!
動物園は広い?所要時間の目安
台北市立動物園が広いというのは本当です。ちょっと広い、ではなく「めちゃくちゃ広い」です。
全体を歩いて見て回ろうとすると、普通に1日かかってしまうくらいの規模なんですね。
目安として、じっくり全部のエリアを回る場合は6~8時間。逆に「パンダだけ」「コアラとペンギンだけ」など、見る場所を絞れば2〜3時間でも楽しめます。
どれだけ時間がかかるかは、自分がどの動物を見たいかによって変わります。
ただし、台北市立動物園は山の斜面に沿って作られているため、上り坂も多め。暑い日や雨の日は体力をかなり消耗します。そこで便利なのが「遊客列車」。
これは園内を走るミニトレインで、入り口から山の中腹にある「鳥園駅」まで移動できます。5元で乗れるので、時間を節約したいときにはすごく役立ちますよ。
「動物園をメインに観光する」のか、「サクッと見て猫空に行く」のか。
時間配分を間違えると、他の観光地に行く余裕がなくなっちゃうこともあります。実際、予定より長居してしまう人が多いので、事前にエリアを決めておくのがおすすめです。
要するに、広すぎるからこそ「計画を立ててから行く」がコツです。
歩きやすい靴と水分、あとは好奇心をしっかり持ってお出かけしてくださいね!
パンダや日本にいない動物は?
台北市立動物園といえば、やっぱりパンダ。
この園では、中国から贈られた2頭のパンダが飼育されていて、ずっと人気の存在です。丸っこい体でのんびり動く姿は、見ているだけで癒やされますよ。
ただ、注目してほしいのはそれだけではありません。ここには、日本ではなかなかお目にかかれない動物たちがたくさんいるんです。
例えば「タイワンクロクマ」。
これは台湾の山岳地帯にしかいないクマで、胸にある白いV字マークが特徴。日本の動物園では基本的に見られません。
それから「バイカロク」や「サンケイ」といった、台湾の固有種の鳥もここで見ることができます。名前を聞いてピンとこなくても、色鮮やかな姿を見ればきっと印象に残るはず。
他にも、昆虫館にいる台湾の固有種の蝶、両生爬虫類館にいる「百歩蛇(ピャッポダ)」など、どれも日本ではまず見かけない生き物ばかりです。
この百歩蛇というヘビ、名前の通り「噛まれると百歩も歩けない」と言われるほどの猛毒を持っていて、台湾の先住民族にとっては神聖な存在とされています。見た目は少し怖いけど、学びのある展示になってます。

つまり、台北市立動物園に来れば、日本にない動物たちにリアルで出会えるチャンスがあるんです。しかも、柵の向こうでただ展示されているのではなく、できる限り自然に近い環境で観察できるように工夫されているところも魅力のひとつ。
日本の動物園に行き慣れている人ほど、ちょっと驚くような出会いがあるかもしれませんね!
台北市立動物園を楽しむための回り方ガイド


台北市立動物園の見どころを押さえよう
台北市立動物園の見どころは、とにかく種類の多さと展示の工夫にあります。
園内には400種以上の動物がいて、見られる生き物のジャンルも幅広いんです。パンダやコアラといった人気者はもちろん、台湾ならではの固有種や珍しい爬虫類なども展示されています。
まず入口付近で出迎えてくれるのは、色鮮やかなフラミンゴたち。そこから左右にルートが分かれています。右側には「台湾動物エリア」と「昆虫館」、左側には「児童動物園」や「コアラ館」、そして「パンダ館」など、人気スポットが並ぶ通りが続いています。
先ほども紹介したとおり、パンダは台北市立動物園の象徴のような存在です。ふだんはのんびりと寝ていることも多いですが、動いている姿に出会えたらラッキー。
コアラも忘れてはいけません。展示スペースは広く、ガラス越しにじっくり観察できます。木にしがみついたままのんびり過ごす姿は本当にかわいいですよ。
それから、昆虫館には台湾固有種の蝶が飛び交い、屋内で見られる昆虫の種類も驚くほど豊富です。見たこともないような虫たちに出会えるチャンスかもしれません。
ペンギン館や両生爬虫類館も見どころのひとつです。ペンギンたちは泳いだり眠ったり、意外と動きがあって観察しがいがあります。爬虫類館では、台湾原産の毒ヘビ「百歩蛇」などが注目の存在。怖いけど、どこか目が離せない展示です。
いわゆる“ザ・動物園”という動物だけでなく、生態系や自然との関係に焦点をあてた内容も豊富なので、「見るだけ」で終わらない学びのある時間が過ごせますよ。


おすすめの回り方と混雑対策
台北市立動物園を効率よく楽しむためには、事前の作戦がカギになります。
なにせ広い園内ですから、無計画に歩き出すと、体力も時間もあっという間に消えてしまいます。
おすすめの回り方は「まずは遊客列車で上まで行って、歩いて下る」です。
入り口近くの列車ターミナル駅から園の中腹にある「鳥園駅」まで、園内列車が出ていて、片道5元で乗れます。坂道が続くルートを最初にショートカットできるので、かなり助かりますよ。
上まで行ったら、エリアを1つずつ下っていくイメージで回っていきます。鳥園からペンギン館、爬虫類館、そしてコアラ館やパンダ館へ。歩く距離は減らせるし、体力の配分もラクになるんです。
混雑しやすいのは、パンダ館とコアラ館です。とくに休日や夏休みシーズンはかなり人が多くなります。整理券が必要なこともあるので、入園したらインフォメーションで当日の案内をチェックしましょう。
平日に行くと比較的空いていて、ゆっくり見学できます。
もうひとつの混雑対策は「天気の確認」。
台北市立動物園は山沿いにあるため、街中よりも天気が変わりやすいです。突然の雨に備えて、傘やレインコートがあると安心。屋内展示も多いので、雨の日でも一部は楽しめますが、濡れてしまうとそれだけでテンション下がっちゃいますからね。
そして大事なのが「見たいエリアを決めておく」こと。
全部見ようとせずに、あらかじめパンダ、コアラ、台湾固有種など目的を絞ることで、時間も体力もムダになりません。パンフレットや公式サイトのマップを見ながら、プランを立てておくとバッチリです!
ロープウェイや園内列車の活用法


台北市立動物園を歩きまわると気づきます。とにかく広いです。
「全部徒歩で見て回ろう!」という気合は素晴らしいですが、気温が高い日や雨の日、体力に自信がない人にはちょっとキツいかもしれません。
そんなときに便利なのが「遊客列車」と「猫空ロープウェイ」です。
まず園内を走っているのは遊客列車。これは園の入口近くにある「列車ターミナル駅」から、中腹の「鳥園駅」までを結んでいます。
片道たったの5元。しかも小さなお子さん(身長120cm以下)は無料なので、家族連れにもありがたい存在です。
この列車に乗れば、坂道を上る必要がなくなります。歩く距離もグッと減らせるので、時間を節約したい人にもぴったり。
ちなみに、MRTと同じ悠遊カードが使えるので、チケット購入の手間もなし。現金で払う場合はおつりが出ないので、小銭を用意しておいてくださいね。
そしてもう一つが「猫空ロープウェイ」。
これは動物園の隣にある猫空(マオコン)という山のエリアへ行ける空中リフトです。景色が良くて、まるで空を飛んでいるような気分になれます。園内から猫空ロープウェイ駅へは徒歩でもバスでも行けるので、動物園観光とセットで計画している人にはぴったりの組み合わせです。
ただし、ロープウェイは月曜日が休業です。動物園は空いていても、ロープウェイは止まっていることがあるので注意してください。
どちらの移動手段も「移動しながら楽しめる」というのがいいところ。列車や空中からの景色も台北市立動物園の楽しみのひとつになりますよ!
お土産ショップで買える人気グッズ
台北市立動物園では、観光の記念にぴったりなお土産も手に入ります。
園内には複数のショップが点在していて、場所ごとに売られているグッズが少しずつ違うのが面白いポイントです。
特に人気なのは「パンダグッズ」。
先ほども触れたように、パンダは動物園のシンボル的な存在なので、ぬいぐるみ、文房具、マグカップ、Tシャツまで、パンダモチーフの商品が勢ぞろいしています。中でも、パンダ型のミニポーチやスマホストラップは手ごろな価格でお土産に選ばれやすいです。
それから、コアラやペンギンのアイテムも充実しています。コアラ館やペンギン館の近くにあるショップでは、それぞれの動物をテーマにした限定グッズが並んでいて、ぬいぐるみの中には「台湾限定デザイン」のものもあります。
お菓子類も見逃せません。動物の形をしたクッキーや、台北市立動物園オリジナルパッケージのお茶やチョコレートは、お土産としてもらうとうれしい一品です。
少し変わったところでは、動物モチーフのエコバッグやハンドタオルも人気があります。小さく折りたためて実用的なので、旅行中に自分用として買って帰る人も多いみたいですね。
どのお店も、入園ゲート付近や人気の動物館の近くにあるので、展示を見たあとにそのまま立ち寄れるのが便利。見逃さないように、園内マップで場所をチェックしておくといいですよ。
お土産はその日見た動物たちの思い出を、ぎゅっと詰め込めるアイテムです。帰ってからも、旅のワクワクを思い出せそうですね!
お得に楽しむ台北 動物園の料金情報
台北市立動物園の入園料は、2024年4月1日に27年ぶりに改定されました。現在の料金は以下の通りです。
- 大人(12歳以上):100元(約470円)
- 子ども(6〜11歳):50元(約235円)
- 5歳以下:無料
- 台北市民:60元(約280円)
支払い方法には、現金のほか、悠遊カード(EasyCard)やクレジットカードも利用できます。悠遊カードを使えば、チケット購入の手間が省けて便利ですね!
また、夏休み期間中には、台北101の展望台と動物園の入場券がセットになったお得なチケット(630元)も販売されることがあります。観光を組み合わせて楽しみたい方にはおすすめですよ。
なお、料金やサービス内容は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトや最新の情報を確認することをおすすめします。
台北 動物園の基本情報がひと目でわかるまとめ
| 台北市文山区にある台湾最大の都市型動物園 |
| 入園料は大人100元・子ども50元・5歳以下は無料 |
| 悠遊カードやクレジットカードで支払い可能 |
| 営業時間は9時〜17時(入園は16時まで) |
| 旧正月の大晦日は全館休園 |
| 400種以上の動物が飼育されている |
| パンダ・コアラ・ペンギンなど人気動物がいる |
| タイワンクロクマや百歩蛇など台湾固有種も展示 |
| 屋内展示館と屋外展示がバランスよく配置 |
| 各展示館に月ごとの休館日が設定されている |
| 最寄駅はMRT文湖線「動物園駅」 |
| 園内は165ヘクタールと非常に広い |
| 移動には園内列車(片道5元)がおすすめ |
| 猫空ロープウェイとのセット観光が人気 |
| パンダグッズなど動物モチーフのお土産が豊富 |
台北市立動物園は観光地として有名ですが、ただ動物を見て楽しむだけでなく、生き物たちが暮らす環境や生態系について考える良いきっかけにもなります。
広大な敷地と自然を生かした展示方法は、動物たちがストレスなく過ごせる環境づくりへの工夫を感じさせてくれます。
訪れる際には、そんな園側の努力や配慮にも目を向けてみると、より深く楽しめるかもしれませんね。








