台湾で温泉といえば、真っ先に「北投温泉」が思い浮かぶ人が多いかもしれません。しかし、台北市内からわずか1時間半で行ける「烏来温泉」も、豊かな自然と美肌の湯で人気の温泉地です。
烏来温泉は、渓流沿いに広がる温泉街と、少数民族タイヤル族の文化が色濃く残るエリア。日帰り温泉から高級スパホテルまで揃い、旅のスタイルに合わせて楽しめます。さらに、無料で入れる天然温泉や、トロッコ列車、アミューズメントパークなど、温泉以外の魅力も満載です。
この記事では、烏来温泉の特徴やアクセス方法、日帰り温泉のおすすめスポット、日本とは異なる温泉マナーなど、訪れる前に知っておきたい情報を詳しく紹介します。台湾の大自然に囲まれながら、癒しの温泉旅を楽しみませんか？
この記事のポイント
- 台湾 烏来 温泉の特徴や魅力を理解できる
- 烏来温泉へのアクセス方法を知ることができる
- 日帰り温泉や無料で楽しめるスポットを把握できる
- 台湾と日本の温泉の違いやマナーを理解できる
目次
台湾の烏来温泉の魅力とは？自然溢れる温泉地を紹介
台湾温泉の中でも人気の理由
台湾にはたくさんの温泉がありますが、その中でも「烏来温泉」は特に人気があります！
なぜなら、大自然に囲まれたロケーションと、美肌に良い泉質が魅力的だからです。
まず、烏来温泉の最大の特徴は、山と渓谷に囲まれた絶景の中で温泉に入れること。
台北市内から約1時間半で行けるのに、都会の喧騒を忘れられるほどの自然に囲まれています。
温泉街には、日帰り温泉から高級スパホテルまで揃っているので、どんな旅行スタイルの人でも楽しめますよ！
さらに、烏来温泉の泉質は炭酸泉で、「美肌の湯」として知られています。
無色透明で匂いも少なく、肌に優しいため、長時間入浴してものぼせにくいんです。
「温泉に入りたいけど、硫黄の匂いが苦手…」という人にもピッタリですね！
また、温泉以外にも楽しめるポイントが盛りだくさん。
少数民族「タイヤル族」の文化に触れられる博物館や、渓流沿いのトロッコ列車、さらにはケーブルカーで行けるアミューズメントパークまであります。
「温泉だけじゃなく、観光もしたい！」という人にとっても、満足できるエリアなんです。
温泉、絶景、観光スポットが揃っているからこそ、台湾温泉の中でも特に人気なんですね！
北投温泉と烏来温泉の違いは？
台湾で有名な温泉地といえば「北投温泉」と「烏来温泉」ですが、この2つはまったく異なる特徴を持っています。
どちらに行くか迷っているなら、それぞれの違いを知っておくと決めやすいですよ！
まず、アクセスのしやすさ。
北投温泉はMRT（台北の地下鉄）で行けるので、公共交通機関だけで簡単にアクセスできます。
一方、烏来温泉はMRT＋バスが必要で、少し時間がかかります。
「台北市内で気軽に温泉を楽しみたい！」なら北投、「自然の中でゆっくり癒されたい！」なら烏来がオススメですね。
次に、温泉の泉質。
北投温泉は硫黄成分が強く、白濁した「硫黄泉」です。
温泉の効能が高く、肩こりや疲労回復に良いとされていますが、硫黄の匂いが苦手な人には少しキツいかも…。
一方、烏来温泉は無色透明の「炭酸泉」。肌に優しく、美肌効果があるので、「ゆっくり長く温泉を楽しみたい」という人に向いています。
また、温泉街の雰囲気も異なります。
北投温泉は、台湾らしい熱気があり、老舗旅館からモダンなスパまで揃う「都会派温泉地」。
烏来温泉は、山と渓谷に囲まれた「自然派温泉地」で、タイヤル族の文化も感じられるエリアです。
「アクセスが良く、すぐに温泉に入りたい！」なら北投温泉、
「自然に囲まれてのんびりしたい！」なら烏来温泉、
という選び方をすると失敗しませんよ！
台湾の四大温泉とは？
台湾には全国各地に温泉がありますが、中でも「四大温泉」と呼ばれる特に有名な温泉地があります。どれも歴史があり、台湾の人々に愛され続けている場所ばかりです！
1つ目は「北投温泉」。台北市内からMRTで簡単に行けるので、一番アクセスしやすい温泉地です。白濁した硫黄泉が特徴で、台湾で唯一「青磺泉」と呼ばれる特殊な泉質もあります。硫黄の香りが強く、体をしっかり温めたい人に向いています。
2つ目は「烏来温泉」。先ほども言った通り、山と渓谷に囲まれた自然豊かな温泉地です。ここは無色透明の炭酸泉で、美肌の湯としても人気。台北からバスで1時間ほどで行けるので、都会の喧騒を離れてリラックスしたい人におすすめです。
3つ目は「関子嶺温泉」。台湾南部にある珍しい泥温泉で、湯に浸かると肌がしっとりすると評判。日本の別府温泉の泥湯と似た特徴があり、台湾ではここだけで体験できます。お湯がやわらかく、スパ気分で楽しめるのが魅力です。
4つ目は「四重渓温泉」。屏東県にある温泉で、台湾でも珍しい中性の炭酸泉。泉質が優しく刺激が少ないので、敏感肌の人でも入りやすいのが特徴です。周囲には温泉リゾートホテルが点在していて、のんびり過ごしたい人にぴったり！
どの温泉もそれぞれ特徴が違うので、旅行の目的や好みに合わせて選ぶと良いですね！
台湾の温泉は日本とどう違う？
「台湾の温泉って、日本と同じなの？」と気になる人もいるかもしれません。でも実は、いくつか大きな違いがあるんです！
まず、一番の違いは「水着の着用ルール」。日本では温泉といえば裸で入るのが普通ですが、台湾の多くの温泉では水着を着るのが基本です。特に大浴場タイプの温泉では、裸で入ると注意されることもあるので要注意！一方で、日本と同じように裸で入れる温泉もありますが、その場合は個室タイプや特定の施設に限られます。
次に「温泉の入り方」。日本では「かけ湯」をしてから入るのがマナーですが、台湾ではあまり見かけません。シャワーはありますが、いきなり温泉に入る人も多いです。また、台湾では「10分ほど浸かったら一度出て休憩する」というスタイルが一般的。長風呂をするというより、何度も出入りしながらゆっくり楽しむ人が多いですね。
もうひとつの違いは「温泉施設のスタイル」。日本では昔ながらの旅館や共同浴場が主流ですが、台湾の温泉施設はスパリゾートのような雰囲気のところが多いです。特に高級ホテルの温泉は、おしゃれなプライベート温泉付きの部屋があったり、屋外プールのような温泉があったりと、ちょっとリゾート気分が味わえます！
なるほど。烏来温泉は自然に囲まれた癒しのスポットなんですね。
そうそう！都会の喧騒を忘れて、のんびり温泉と観光が楽しめるのが魅力だよ。
そうですね。台湾旅行のプランにぜひ取り入れてみたいです！
台湾の烏来温泉へのアクセスとおすすめの楽しみ方
烏来温泉へのアクセス方法は？
烏来温泉は台北市内から約1時間半で行ける、山と渓谷に囲まれた温泉地です。電車とバスを乗り継げば、比較的簡単にアクセスできます！
まず、台北駅からMRT松山新店線（グリーンライン）に乗り、終点の「新店駅」まで向かいます。MRTなら渋滞の影響を受けないので、スムーズに移動できますよ。
新店駅に着いたら、駅前のバス停から「849番」のバスに乗ります。このバスが烏来温泉のあるエリアまで連れて行ってくれます。終点の「烏来バスターミナル」まで乗るのが一般的ですが、宿泊するホテルが決まっている場合は、事前にホテルの最寄りバス停を確認しておくと便利です。
バスの本数は1時間に数本あるので、乗り遅れてもそれほど待たずに済みます。ただし、週末や祝日は観光客が多く、バスが満員になることも。確実に座りたいなら、台北駅から直接出発する便を利用すると良いでしょう。
また、タクシーを使うという選択肢もあります。台北市内から直接行くと、約1,000元（約4,500円）ほどかかりますが、複数人で行けば割安になります。時間を優先するならタクシー、コストを抑えたいならMRT＋バスがオススメですね！
