久しぶりに台湾旅行の計画を立てていると、航空券やホテルの予約と同じくらい「現地のインターネット環境」をどうするか迷いますよね。「台湾 eSIM」と検索してみると、無制限プランや電話番号付きのもの、設定が簡単なアプリなど、驚くほどたくさんの種類が出てきて、正直どれを選べばいいのか悩みます。速度が遅くてGoogleマップが開かないのは困るし、iPhoneやAndroidでの設定方法も「本当に自分でできるかな?」と不安になるものです。
実は私自身、以前は重たいWi-Fiルーターをレンタルして持ち歩いたり、現地空港のカウンターで行列に並んでSIMカードを入れ替えたりしていました。しかし、ここ数年はもっぱらeSIM派になりました。スマホ一つで完結する便利さは一度味わうと戻れません。ただ、便利になった反面、「安さだけで選んだら山奥で圏外になった」「無制限だと思ったらすぐに速度制限がかかった」といった失敗談もよく耳にします。今回は、私が実際に台湾で何度も使って分かった、失敗しない選び方やおすすめのサービスについて、良い点も悪い点も包み隠さずシェアします。
【結論】時間がない方へ:台湾eSIMの最適解はこれ!
- 最も安定した通信・エリア → 中華電信回線(山間部も強い)
- 初めてで設定が不安 → Airalo / Trifa(アプリが優秀)
- 動画もSNSも無制限で使い倒す → 空港の中華電信プリペイドSIM
- ahamoユーザー → 追加購入不要(設定をONにするだけ)
- 台湾旅行で快適に使えるeSIMの選び方と主要サービスの徹底比較
- 「データ無制限」の注意点と本当に無制限で使えるプランの正体
- iPhoneやAndroidでの詳しい設定手順と繋がらない時の対処法
- ahamoや楽天モバイルなど日本のキャリアをそのまま使う方法
失敗しない台湾eSIMの選び方とおすすめ比較
いざ台湾用のeSIMを選ぼうと思っても、AiraloやHolafly、KKday、Klookなど選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。料金の安さだけで選ぶと、実は通信速度が遅かったり、面倒な手続きが必要だったりと、後悔することになりかねません。ここでは、通信速度や料金、電話番号の有無といったポイントごとに、どのサービスがどんな人に向いているのかを詳しく掘り下げていきます。自分の旅行スタイルに合ったものを一緒に見つけていきましょう。
速度重視で無制限のおすすめ

せっかくの旅行中、美味しい小籠包のお店を調べているのにGoogleマップが読み込まれなかったり、九份の絶景をインスタのストーリーにアップしたいのにエラーになったりするのは絶対に避けたいですよね。通信速度と安定性を最優先にするなら、選ぶeSIMが「どこの通信回線を使っているか」が非常に重要です。
結論から言うと、速度とエリアの広さで選ぶなら「中華電信(Chunghwa Telecom)」の回線を使っているeSIMが最強です。日本でいうNTTドコモのような存在で、台北や高雄などの都市部はもちろん、阿里山の山道や太魯閣峡谷、あるいは離島などの地方でも電波が非常に安定しています。台湾の地形は山が多いため、基地局のカバー範囲が狭いキャリアだと、新幹線での移動中や山間部で圏外になることがありますが、中華電信ならその心配が最も少ないです。
そして、多くの方が気にされるのが「データ無制限」という言葉の罠です。多くの格安eSIM販売サイトでは、大きく「データ無制限」と書かれていますが、その詳細条件(小さな文字)をよく読むと、実はその多くに「公平利用ポリシー(FUP:Fair Usage Policy)」という制限が設けられています。
「無制限」の言葉に注意!
よくある「無制限プラン」の実態は、以下のようなケースが大半です。
「1日2GBまでは高速通信(4G/5G)、それ以降は低速(128kbps〜384kbps)で使い放題」
この「低速(128kbps)」になると、どうなるかご存知でしょうか?
体感としては、Googleマップの読み込みに30秒以上かかり、Instagramの写真表示はほぼ不可能、LINEのテキストがやっと送れるレベルです。つまり、実質的には「1日2GBプラン」と同じなのです。
では、本当に制限なしで使い放題の「真の無制限」は存在するのでしょうか?現時点で最も確実なのは、台湾の空港カウンター(到着ロビー)で購入できる中華電信などの「プリペイドeSIM」です。これらは旅行者向けに特別に用意されたプランで、滞在日数(3日間、5日間など)の間、ギガ数の上限なく高速通信が可能です。もし、旅行中にYouTube動画をたくさん見たり、大量の写真や動画をクラウドにバックアップしたり、あるいはテザリングでパソコンを繋いで仕事をしたりしたい場合は、空港で手続きをして「真の無制限プラン」を手に入れるのが最も確実な選択肢です。オンラインで購入できるeSIMの場合は、必ず商品説明の「FUP」や「通信制限」の項目を隅々まで確認することをおすすめします。
安い料金の人気アプリを比較
「空港のカウンターで並ぶのは時間がもったいない」「英語や中国語でのやり取りが不安」「日本にいる間に準備を完了させておきたい」という方には、専用アプリやオンライン旅行予約サイト(OTA)で購入できるeSIMが圧倒的に便利です。私も最近は、到着してすぐに移動したいのでこのタイプを使うことがほとんどです。ここでは、私がよくチェックしている主要なサービスを、価格や特徴、そして「おすすめ度」で整理して比較してみました。
| サービス名 | おすすめ度 | 価格感 (3日間目安) | 特徴・メリット | 注意点・デメリット |
|---|---|---|---|---|
| KKday / Klook | ★★★☆☆ | 最安値クラス (数百円〜) | とにかく種類が豊富で、キャンペーン中は驚くほど安いプランが見つかる。レビュー数も多く判断材料が多い。 | 商品によって「中華電信」「台湾大哥大」など回線がバラバラ。実名登録が必要な香港系SIMも混在しているため、仕様確認が必須。 |
| Airalo (エラロ) | ★★★★☆ | 標準 (1,000円〜) | 世界最大級のeSIMアプリ。UIが洗練されており管理が楽。台湾プランは「中華電信」回線を採用していることが多く品質が高い。 | 最安値と比べると少し割高。データ容量が決まっている定量プラン(1GB, 3GBなど)がメインで、無制限プランは少ない。 |
| Trifa (トリファ) | ★★★★☆ | やや高め (1,500円〜) | 日本企業が運営しており、アプリもサポートも完全日本語対応。チャットサポートのレスポンスが早く、初心者でも安心。 | 海外系プロバイダーに比べると、GB単価が割高になる傾向がある。「安心をお金で買う」感覚に近い。 |
| Holafly (オラフライ) | ★★☆☆☆ | 高め (2,000円〜) | 「データ無制限」プランが主力。日単位で購入できるため、滞在期間に合わせて無駄なく買える。 | 無制限だがFUP(隠れた制限)がある場合がある。また、テザリングが不可、または1日500MBまで等の制限があることが多い。 |
選び方のポイントですが、初めてeSIMを使う方や、設定に不安がある方は、アプリの使い勝手が良くサポートもしっかりしているAiraloやTrifaがおすすめです。多少高くても、現地で「繋がらない!」と焦るリスクを最小限に抑えられます。
一方で、旅慣れている方や少しでも旅費を節約したい方は、KKdayやKlookでセール中の格安プランを探すのが良いでしょう。ただし、その際は必ずレビューを見て「回線速度は十分か」「実名登録の手間はあるか」を確認してください。まるで宝探しのように、自分にぴったりのプランを見つけるのも旅の準備の楽しみの一つですよ。
電話番号付きが必要なシーン
eSIMを購入する際によくある疑問が、「電話番号は付いていますか?」というものです。結論から言うと、ネットで購入できる旅行用eSIMの99%は「データ通信専用」であり、台湾の電話番号(国番号+886から始まる番号)は付与されません。LINE通話やSkypeなどのアプリ経由の通話は問題なくできますが、現地の電話回線を使った音声通話はできない仕様になっています。
「えっ、電話番号がなくて困らないの?」と心配になるかもしれませんが、私の経験上、3泊4日程度の観光旅行であれば、番号がなくて困ることはほとんどありません。しかし、例外的に「やっぱり番号があって良かった」と思うシーンや、「番号がないと利用できないサービス」も存在します。具体的には以下のような場面です。
電話番号が必要になる主なケース
- YouBike 2.0(レンタサイクル)の会員登録:
台湾の街中を移動するのに便利なYouBike。会員登録をしてアプリで借りるには、台湾の携帯電話番号でのSMS認証が必要です。ただし、クレジットカードを使った「1回利用(キオスク端末での操作)」であれば、電話番号なしでも利用可能です(※毎回端末操作が必要になるので少し手間ですが)。 - 人気レストランの予約:
完全予約制のお店や、予約確認の電話がかかってくる場合、現地の番号がないと予約を受け付けてもらえないことがあります。また、人気店(鼎泰豊など)で整理券を発券した後、順番が近づくとSMSで呼び出してくれるシステムもありますが、これも現地番号が必要です。 - フードデリバリー(Uber Eats / Foodpanda):
ホテルにタピオカや夜食を届けてもらう際、配達員さんが迷った時に電話がかかってくることがあります。アプリ内のメッセージ機能でやり取りもできますが、電話の方がスムーズな場合もあります。
これらのサービスをフル活用したい、あるいは長期滞在で現地の方と頻繁に連絡を取る予定がある場合は、データ専用eSIMではなく、空港のキャリアカウンターで「音声通話付きプリペイドSIM」を購入することを強くおすすめします。カウンターであれば、パスポートを提示するだけで、通話機能付きのSIM(eSIM対応の場合もあり)を確実に契約できます。
実名登録の要不要と申請手順

ここが最近の台湾eSIM事情で最もややこしく、かつ購入後にトラブルになりやすいポイントです。台湾では、振り込め詐欺などの犯罪防止を目的として、通信サービスの利用者に身分証明書の登録(KYC:Know Your Customer)を義務付ける動きが強化されています。
「え、たかが旅行用のSIMでパスポート画像を送るの?個人情報は大丈夫?」と不安になりますよね。実は、選ぶeSIMの「発行元」によって、この手続きが必要かどうかが大きく分かれます。
実名登録が必要なケースと不要なケース
- 【登録が必要なケース】香港・中国系キャリアのローミングSIM
KKdayやKlookなどで販売されている格安eSIMの多くは、実は「中国移動香港(China Mobile HK)」などの香港キャリアが発行しているローミングSIMです。香港や台湾の規制により、これらのSIMを利用開始するためには、購入後に専用のWebサイトにアクセスし、パスポートの顔写真ページを撮影してアップロードし、実名認証を完了させる必要があります。これを忘れると、現地に到着して電波は掴んでいるのに、データ通信が一切できないという事態に陥ります。 - 【登録が不要なケース】グローバルeSIMや日本のキャリア
AiraloやTrifaなどのグローバルプロバイダー、またはahamoや楽天モバイルなどの日本のキャリアのローミングサービスを利用する場合、現時点では台湾での実名登録は不要なケースがほとんどです。これは、既に契約時に本人確認が済んでいるとみなされるか、データ専用回線としての特殊な契約形態であるためです。
実名登録の手順自体は、スマホのカメラでパスポートを撮ってアップロードするだけなので、慣れれば5分程度で終わります。しかし、「面倒な手続きはしたくない」「海外のサイトにパスポート画像を送ることに抵抗がある」という方は、商品説明に「実名登録不要」と明記されているプランを選ぶか、後述する日本のキャリアのローミングサービスを利用するのが最も安全でストレスフリーな選択です。
中華電信など現地キャリア
台湾のモバイル通信市場は、日本と同じように大手キャリアによる寡占状態にあります。現地の通信インフラ事情を少し知っておくと、「なぜこのeSIMは繋がらないのか」「なぜこっちは快適なのか」が理解でき、選び方の精度がぐっと上がります。
台湾には主に以下の3大キャリアが存在します。
- 中華電信 (Chunghwa Telecom):日本でいうNTTドコモ。最大手であり、圧倒的なカバレッジ(通信エリア)を誇ります。山間部、地方都市、離島に強く、通信速度も安定しています。
- 台湾大哥大 (Taiwan Mobile):日本でいうauやソフトバンクの位置付け。都市部での通信速度に定評があり、5G展開も早いです。
- 遠伝電信 (FarEasTone):技術力が高く、ネットワーク品質が良いキャリアです。
特に注意が必要なのが、日本から持ち込むスマートフォンの「対応周波数帯(バンド)」との相性です。台湾のキャリアは、日本とは少し異なる周波数帯を使っている場合があります。例えば、中華電信は「バンド1, 3, 7, 8」などを主力としていますが、特にバンド8(900MHz帯)は山間部や屋内での繋がりやすさに影響します。ソフトバンク系の端末はこのバンド8に対応していることが多いですが、古い機種や一部の端末では対応していないこともあります。
格安eSIMの中には、現地に着くまで「どこのキャリアの電波を掴むか分からない(ランダム、またはその時強い電波を掴む)」というローミングタイプのものもあります。都市部だけの観光ならそれでも問題ありませんが、「九份の奥地に行く」「新幹線で移動中も動画を見たい」といった具体的な予定がある場合は、最もエリアが広い「中華電信回線」を指定しているeSIMを選ぶのが、通信トラブルを避けるための鉄則です。
台湾eSIMの設定方法と繋がらない時の対処
「自分にぴったりのeSIMは購入できた!でも、現地でちゃんと設定できるかな…」というのが、出発前の最後にして最大の不安要素ですよね。特にeSIMは、物理的なカードの入れ替えがない分、スマホの画面上での操作ですべてが完結します。一度覚えてしまえば魔法のように便利ですが、最初の一歩でつまずくと焦ってしまいます。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの設定ポイントと、万が一現地で繋がらない時の具体的な対処法を解説します。
iPhoneでの設定と使い方

iPhoneはeSIMの対応が早く、設定メニューも洗練されているため、比較的トラブルが少ない機種です。XR/XSシリーズ以降の機種であれば、ほとんどがeSIMに対応しています。基本的な設定の流れは以下の通りです。
- 出発前(日本):eSIMのインストール
必ず安定したWi-Fi環境下で行ってください。購入後にメールなどで届いたQRコードを用意します。
「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」を選択し、QRコードをスキャンします。
インストールの途中で「副回線の名称」を聞かれます。後で分かりやすくするために「台湾eSIM」や「旅行用」などと名前を変更しておくと便利です。この時点では、この回線はまだ「オフ」にしておくか、オンにしても通信できない状態ですが問題ありません。 - 到着後(台湾):回線の切り替え
飛行機が着陸したら、「設定」→「モバイル通信」を開きます。
「モバイルデータ通信」の項目をタップし、主回線(日本の番号)から、先ほど追加した「台湾eSIM」にチェックを入れ替えます。これで、データ通信の出口が台湾用の回線に切り替わります。
【最重要】データローミングをONにする!
回線を切り替えただけでは、まだアンテナが立たない(圏外のまま)ことがよくあります。これが最大の落とし穴です。
「設定」→「モバイル通信」→「台湾eSIM(副回線)」の設定画面に入り、「データローミング」というスイッチを必ず「オン(緑色)」にしてください。
※逆に、日本の主回線(ドコモやauなど)の設定画面では、データローミングが「オフ」になっていることを必ず確認しましょう。これがオンだと、高額な海外通信料が発生するリスクがあります。
Androidでの設定手順
Androidも基本的な流れはiPhoneと同じですが、メーカー(Google Pixel, Galaxy, AQUOS, Xperiaなど)によってメニューの名称が微妙に異なるため、少し注意が必要です。また、Android特有のトラブルとして「APN設定」の手動入力が必要になるケースがあります。
基本手順は、「設定」→「ネットワークとインターネット(または接続)」→「SIMマネージャー」→「eSIMの追加」からQRコードを読み込みます。ここまではスムーズにいくことが多いです。
問題はその後です。もし、QRコードを読み込んで回線をオンにし、データローミングもオンにしたのに、アンテナピクトに「H」や「4G」のマークがつかない、あるいは「通信サービスはありません」と表示される場合は、APN(アクセスポイント名)の手動設定を疑ってください。
特に日本のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で購入したAndroid端末は、海外のAPN情報を自動で取得できない仕様になっていることがあります。その場合は、eSIM購入時に送られてきたマニュアルにあるAPN情報(名前、APN、ユーザー名、パスワードなど)を見て、手動で入力する必要があります。
手順:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「台湾eSIM」→「アクセスポイント名」→ 右上の「+」ボタンで新規作成し、情報を入力して保存、そしてそのAPNを選択(ラジオボタンをオン)します。
現地で繋がらない時の解決策
「設定は合っているはずなのに、どうしても繋がらない!」そんな時は、焦らずに以下のトラブルシューティングを順番に試してみてください。私は過去の旅行で何度か冷や汗をかきましたが、だいたいこの手順で解決しています。
- 端末を再起動する: パソコンと同じで、スマホも再起動することでシステムがリフレッシュされ、電波を正しく掴み直すことがよくあります。まずはこれを試してください。
- 機内モードのオンオフ: 「設定」やコントロールパネルから機内モードを一度オンにし、10秒ほど待ってからオフに戻します。これにより、ネットワーク検索が再実行されます。
- データローミングの再確認: いつの間にかオフになっていませんか?もう一度、台湾eSIMの回線設定を見て確認しましょう。
- キャリアの手動選択: 通常は「ネットワーク選択」が「自動」になっていますが、これをオフにし、しばらく待つと接続可能なキャリアの一覧が表示されます。そこから手動で「Chunghwa Telecom」や「Taiwan Mobile」などをタップして選択してみます。電波が不安定な場所で特に有効です。
それでも解決しない場合は、eSIMのプロファイル自体に問題があるか、サービスの障害の可能性があります。空港のフリーWi-Fiなどに接続し、購入したサービスのサポートセンターに連絡しましょう。Trifaのように日本語チャットサポートがあるサービスだと、スクリーンショットを送って相談できるので、こういう緊急時に本当に救われます。
ソフトバンク等の海外利用

普段ソフトバンクやワイモバイルを使っている方は、「アメリカ放題」のように、追加料金なしで海外で使えるサービスが台湾にもあるのではないかと期待されるかもしれません。しかし残念ながら、台湾は「アメリカ放題」の対象外です。
ソフトバンクユーザーが台湾でそのまま通信する場合、「海外あんしん定額」というオプションサービスを利用することになります。これは、24時間で980円(3GBまで)といった定額料金を支払うことで、いつものスマホをそのまま使えるサービスです。専用アプリで「利用開始」の操作をするだけで使える手軽さと安心感は大きなメリットですが、コスト面では注意が必要です。
例えば、3泊4日の旅行でずっと使い続けると、980円×4日間=約4,000円かかってしまいます。現地のeSIMなら1,000円〜1,500円程度で済むことを考えると、倍以上の出費になります。「設定の手間をお金で買う」と割り切れるなら良い選択肢ですが、コスパを重視するなら、SIMロックを解除して現地の安いeSIMを購入した方が圧倒的にお得です。
ドコモやauのローミング
一方で、ドコモの「ahamo」や楽天モバイル、auの「povo 2.0」を契約している方は、わざわざeSIMを追加購入する必要がない、あるいはそれらが最強の選択肢になる可能性があります。これらは「追加料金なし」または「必要な分だけ課金」という、海外旅行と非常に相性の良い仕組みを持っているからです。
| キャリア | 海外利用の条件 | メリット・デメリット |
|---|---|---|
| ahamo | 追加料金なしで、月間20GBのデータを海外91の国・地域で共有可能。 設定は「データローミング」をONにするだけ。 | 最強の選択肢。SIMの入れ替えもアプリ設定も不要。 ※ただし、海外滞在が15日を超えると速度制限(最大128kbps)がかかる点に注意。(出典:NTTドコモ『ahamo 海外での利用について』) |
| 楽天モバイル | 追加料金なしで、毎月2GBまで海外データ通信が無料。 2GB超過後は最大128kbps、または1GBあたり500円でチャージ可能。 | 無料で使えるのが最大の魅力。2GBの目安は、「GoogleマップとLINE利用で1日500〜700MB消費」と考えると、3泊4日でギリギリです。Instagramを見ると即座に枯渇するので、サブ回線向き。 |
| povo 2.0 | 基本料0円。「海外データトッピング」をアプリで購入するプリペイド方式。 (例:3GB/7日間で約2,000円など) | 必要な時だけ課金できるので無駄がない。au回線の安心感がある。現地の格安eSIMよりは割高だが、緊急時のバックアップとして入れておくと非常に便利。 |
私は普段ahamoを使っているので、台湾に行くときは何も手続きをせず、飛行機を降りたらローミングをONにするだけで使い始めています。そして、万が一データが足りなくなったり、エリアの補完が必要になったりした場合の予備として、楽天モバイルを入れたサブ機を持っていくという「二刀流」スタイルに落ち着きました。
台湾eSIMの最適な選び方まとめ
ここまで、台湾のeSIM事情について詳しく解説してきましたが、情報が多くて迷ってしまった方もいるかもしれません。最後に、これまでの情報を踏まえて、ユーザーのタイプ別におすすめの「最適解」をまとめておきます。
- 設定の不安なく、とにかく安定的・高品質に使いたい人:
→ 現在ahamoを契約しているならそれがベスト。契約していないなら、アプリが使いやすく中華電信回線を採用しているAiraloがおすすめ。 - 動画もSNSも気にせず、制限なしで使いまくりたい人:
→ 現地に到着してから、空港カウンターの列に並んで中華電信の「無制限プリペイドSIM」を購入してください。手間はかかりますが、通信品質と「真の無制限」において、いまだに空港SIMを超えるコスパのオンラインeSIMは存在しません。 - とにかく安く済ませたい、旅慣れた上級者:
→ KKday や Klook で、実名登録の有無や回線種別を自分でチェックした上で、セール中の格安プランを購入するのが最もお得です。
台湾の通信環境は年々進化していますが、同時に実名登録などのルールも変化しています。しかし、一度eSIMの「SIMカードを入れ替えない快適さ」を知ってしまうと、もう元には戻れません。ぜひ、ご自身の旅のスタイルやスマホの利用頻度に合った方法を見つけて、ストレスフリーな台湾旅行を楽しんでくださいね!美味しいタピオカと夜市のグルメがあなたを待っています!








